西和賀日記198回「カケスの足跡を見る」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

晴れ間がのぞくおだやかな日となった天皇誕生日。

裏山の小栗沢(おぐりざわ)をクロカンで歩いてきました。

 

 

スキーがよく滑りました。

交差しているのはノウサギの足跡です。

 

 

小栗沢の水音が勢いを増してきました。

 

 

沢の近くには雪虫がたくさんいました。

1月ごろより数が多くて、ちっちゃいのににぎやかな感じでした。

 

 

カケスが雪の上に降りました。

くちばしに雪がついています。

隠しておいた木の実(貯食行動)が見つからないのでしょうか。

 

 

別のカケスが雪面に降りました。

 

 

飛び去ったあとに残るカケスの足跡です。

雪の上に突然現れたり突然消える足跡は鳥のものですね。

飛び立つ時の羽根の跡も残ります。

 

 

小栗沢の奥の方まで、ずっと前には田んぼだったそうです。

だから山の中なのに、こんなに雪原が広がっています。

雪カフェでくつろぎながら、何十年か前にこのあたりで米づくりに励んでいた人たちに思いを馳せました。

 

 

枝の雪が融けて枝先に伝わり、ゆっくりふくらんでいくしずくの中に冬芽が映りました。

吹く風は春のようにやわらかでした。 (2月23日)