西和賀日記129回「空がぶっ壊れて3日」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

西和賀の大雪3日目です。

 

 

積雪は85センチを超えました。

深いところでは1メートル以上です。

ベテラン住民のマサルさんが「いよいよやってきましたね」とメールをくれました。

「西和賀町ではこういう雪を『空がぶっ壊れてしまった』と言いますよ」

豪雪初心者の僕を気遣ってくれたのでしょう。

 

 

隣のレイ子さんがご老体ものかわ腰より高く積もった玄関先の雪を払っていました。

雪が積もったら除雪を手伝おうと気遣っていたのに、僕ときたら自分の除雪で精いっぱい。

情けないことであります。

 

 

きのう除雪した家の前は窓の高さに迫る積雪です。

 

 

それでも僕にとってうれしかったのは、大雪になる直前にすぐ近くの車庫を借りられたことです。

車庫があるのとないのとでは、大袈裟に言えば天国と地獄ですね。

車は毎日使いますから(何もなくても真昼温泉には行きます)、車庫の出入り口を除雪します。

きょうは1時間もかかりました。

 

 

汗をかきかき雪かきしているそばを除雪ドーザが過ぎ行きます。

あの重機だったら一瞬で終わるのになぁ…

 

 

ロータリー除雪車もやってきました。

 

 

その仕事の跡は完ぺきでありますね。

路肩に雪の壁が出来つつあります。

 

 

自作のカンジキを試してみました。

一気に積もったふわふわの新雪は、カンジキを付けていても、もぐるだけもぐります。

もう少し雪が締まってから、自作カンジキ本格デビューにしたいと思います。

 

 

負け惜しみみたいですけど、もし地元の人が「西和賀日記」を書いていたとしても、おそらくこの3日間は大雪を話題にすることでしょう。

「空がぶっ壊れた」

制御不能になった機械のように、もうどうすることもできない…という気持ちがこめられているのでしょう。

テレビのあしたの天気予報は「西和賀町では雪が降り続くでしょう」でした。

当ブログも、あしたまた雪の話題になるのかなぁ…。 (12月16日)