気仙沼日記1081回「豪雪のまちを訪ねる」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

山登りで通っていた岩手県西和賀町は特別豪雪地帯です。

ニュースでも、山形県の肘折温泉の次に積雪量が伝えられるほどです。

2メートル近く積もったそのまちに一泊で行ってきました。





国道107号は錦秋湖沿いで雪崩のため片側通行のところがありました。

和賀仙人のあたりでは吹雪で路面も景色も真っ白でした。

気仙沼から4時間かかって、やっと西和賀の湯本温泉にたどりつきました。





今回は町のスキー場に隣接する沢内バーデンに泊まりました。

夕食の壮観です。

宿泊先でこんな豪華な食事を前にするのは、いつ以来だか、思い出すこともできないくらいです。





塩焼きのアユにエビが寄り添っているなんて、心にくい演出でありますな。




西和賀だったらイワナだろうな…

思っていたら、なんとカズノコの陰にイワナの稚魚の佃煮がちゃんと存在しているのでした。

コンセプトは「寄り添い」のような、心なごむ夕食となりました。




満腹の夜は、「わがのむかしばなし」を読んで過ごしました。

窓の外は月明かりにほんのり浮かび上がる雪の山。

およね伝説にほろっとくる静かなひとときでありました。





朝日が当たりだした志賀来山(しがらいさん)

泊まり明けはこの山に登る予定です。

除雪車が出番を待ってたたずんでおりました。




朝食も充実しておりました。

深い雪山を登るエネルギーの補給には十分でありました。


以前、日帰り入浴で立ち寄ったことがある宿泊施設ですが、泊まってみると、心身ともにどっぷりと浸かれる思いがしますね。





志賀来山に登る途中で見おろした沢内バーデン。

雪のまちに来た感慨を抱ける景色でありました。 (1月4日)