気仙沼日記976回「こんな所に新聞受け」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

東北に住むようになって気付いたことがあります。

新聞受けの位置が玄関から遠い家があることです。

関東あたりでは、少なくともこれまで僕が住んだ所では、玄関の戸を開ければ手の届くところにありました。

ところが、気仙沼市内でも隣の岩手県一関市のあたりでも、新聞受けが家からポツンと離れた所にあったりするのが面白いなぁと思うのです。





向こうに見える家の新聞受けですが、かなりの距離があります。




バス停に新聞受け!





坂をあがった先の3軒でしょうか。




バス停の待合室の中にもありました。

このまわりに家は見当たりません。


田舎の方では一軒一軒が遠いので、新聞配達にハンデがあるのでしょう。

東北の人はやさしいから、新聞配達の苦労を思いやって、玄関まで来てくれなくても、道沿いまで届けてくれれば自分で取りに行きますから…ということかな。

初めはそう思いました。

でも、あちこちで見るにつけ、これはもしかして新聞販売店が、配達員の労力軽減策で、購読者にお願いして、玄関先まで届けなくてもいいようにしているのではないか…なんて感じるのです。


日本の新聞が他国に比べて読者優遇の立場に立っている一番の形が個別配達システムです。

購読契約すれば、毎朝(都市部では夕刊も)たいていは玄関にある新聞受けやポストに配達してくれるのです。

当たり前だと言われそうですが、これは日本の新聞の良い面だと思います。


読者側の思いやりなのか新聞販売店側の意向なのか知りませんけど、新聞受けの位置が気になって、ドライブの道すがら目をやっております。 (7月15日)