気仙沼日記744回「スズメ危機一髪、メジロ受難」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

当ブログのアイドル、カラ(メス、5歳、唐桑生まれ)が猫の習性にたがわず、いろんな獲物を家に持ち込みます。

チョウやトンボやトカゲくらいならいいのですが、鳥をつかまえて、飼い主である僕に自慢げに見せにくることがあります。





梅雨の晴れ間のある日、玄関先の切り株で一羽のスズメが盛んに鳴いておりました。







カラが狙っております。

このあと忍び足で近付きましたが、すんでのところで逃げられました。

実はこの数日前、たぶん別のスズメだと思いますが、カラにつかまって家の中まで持ってこられました。


スズメは死んだふりをしたのでしょう、あおむけになってじっとしているのでした。

それを見たのは、スズメにとっては幸運なことに、バードウォッチャーのはしくれの僕なわけです。


窓を開けて、「ほら、今のうち逃げろ!」と言うと、本当にスパッと飛び立って窓から脱出し、お天神さんの森の方へと力強く飛んでいきました。


切り株のスズメは、カラをからかいに来たのでしょうか。


ところが数日前のこと…





メジロをくわえてきました。


「こら、カラ坊、鳥はつかまえてくるんじゃねえ!」

言いながら、かわいそうなメジロをそっと外に連れ出しました。

気絶しているだけだろうと思っていましたが…

首が折れておりました。


鳥をハンティングできる、れっきとしたネコ目(食肉類)ネコ科の哺乳類であるカラを認めながらも、6500万年前の大絶滅を生き延びた恐竜の一系統である鳥類は保護されるべきであろうと考えている身としては、愛猫への気持ちが揺れ動くシーンではあります。 (6月27日)