気仙沼日記722回「驚くべき気仙沼の魚の話」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

気仙沼は魚がうまいと誰もが言います。

僕も、もちろんうまいと思います。

でも、ある水産業者の従業員が言うんです。

「いい魚は高値で入札されて都会向けになるのさ。地元には、いい魚は出回らないな」


それは予想できますが、そうとも言えないのではないかとも思います。


この話で思い出すのは、実家(栃木県宇都宮市)に帰った時に、必ず食卓に出る刺身盛り合わせ。





写真は5月の連休に帰省した時のもの。

栃木県は内陸の海なし県でありますが、物流事情が昔と違いますから、新鮮な刺身がスーパーの鮮魚売り場で手に入るのです。

なかなかうまい刺身だったのであります。

大げさに言えば、気仙沼で食べる刺身と遜色ないという感じ。






気仙沼はサメの水揚げ日本一ですが、サメの肉を食べる習慣はないようです。

写真は、宇都宮のスーパーで売っていたというサメのバジル風味。

このサメ肉、もしかして気仙沼水揚げのサメ…?


北関東には正月にサメ肉をしょうゆで煮て食べる習慣があります。

正月以外でもサメ肉を売ろうという商魂なのでしょう。


ところで、いい魚だろうが、そうでもない魚だろうが、新鮮さとかさばく技術とか調理の仕方とか、何かあれば、あまり差はないのではないかと、気仙沼で魚を食べていると、感じるわけであります。 (5月13日)