気仙沼から西へ車で1時間15分ほど。
栗原市の金成(かんなり)歴史民俗資料館に行ってきました。
明治43年竣工の金成高等尋常小学校の旧校舎が資料館になっています(入館料200円、月火水曜休館)。
去年行った時には天気が悪く、晴天の下でこの宮城県指定有形文化財を見たかったので、きのう再訪しました。
両端の屋根が低いのは昇降部分です。
正面中央の玄関にバルコニーがあるのが特徴的です。
先月行った登米市の登米高等尋常小学校旧校舎(国重要文化財)にもバルコニーがありました。
登米は片廊下式でしたが、金成は中廊下式(廊下の両側に教室がある)です。
金成耕土を紹介する教室。
この地方の農業がよくわかります。
管理人が「歩いてすぐですから」と金成ハリストス正教会を教えてくれました。
昭和9年の建造で、栗原市指定有形文化財の第1号です。
東日本大震災で損傷しましたが、世界の支援ですぐに復旧したそうです。
資料館に隣接して日枝(ひえ)神社が鎮座しています。
宮城県指定有形文化財で、この地方の中心的な神社だそうです。
地元の人と立ち話になり、僕が「連休でも人が少ない所と思って来たら、誰もいませんね」と言うと、お孫さんを連れたその老紳士は照れ笑いしながら「静かでいい所でしょう」と受け応えておりました。 (5月6日)