気仙沼日記662回「2019気仙沼③新魚市場が稼働」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

気仙沼魚市場の増設部「新気仙沼魚市場」が4月に稼働します。






新施設の階上部分。


気仙沼は、東日本大震災の津波被害からわずか3か月でカツオ水揚げを再開した「奇跡の漁港」です。




サンマ棒受け網船と巻き網船の新荷揚げ場。

ずっと奥に近海マグロはえ縄船、大目流し網船、突きん棒船の専用棟があります。

190億円のプロジェクトのポイントは、水揚げされた魚介の鮮度と品質の保持にあります。

そのための最新設備と構造になっているそうです。





沿岸魚とカツオの旧施設を含めた水揚げ岸壁の総延長は853メートルにもなります。





気仙沼漁港に並ぶ近海マグロはえ縄船にも意欲がみなぎっているように見えます。


新魚市場で何が変わるか。

簡単に言うと、大きな魚(マグロやメカジキやサメ類)の床への直置き(じかおき)がなくなることと、鳥(カラス、ウミネコ)の侵入を阻止できることです。


これまでも気仙沼の名(ブランド)は全国区。

それを生かすも殺すも、設備ではなく人間でしょう。

衛生管理の意識が徹底されることを望みたいと思います。  (1月7日)