気仙沼日記539回「小野健商店の土蔵でくつろぐ」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

気仙沼市南町の小野健商店の土蔵は国指定登録有形文化財です。

津波の被害を受けましたが改装され、このほど公開されました。





重厚な造りの土蔵入り口です。





表からは見えません。

写真の左奥に土蔵があります。


小野健商店は老舗の魚問屋です。

マグロ漁業やカツオ仲買や廻船業で気仙沼の水産業を牽引してきました。






展示されている漁船の模型。

初めての企画展として1月下旬から2月中旬まで、地元の陶芸家・斎藤乾一さん(高前田乾隆窯)の作品展を開催しています。




今後も魚の絵画や漁具、伊万里焼などの企画展を考えているそうです。




時計はオランダ製のバイオリン型。

初代が収集していた逸品のひとつだそうです。

両側は戦前の店のポスター。





土蔵なので空間は狭いのですが、気仙沼の歴史の一端が詰まっていて、2時間もくつろいでしまいました。


気仙沼は観光面が弱いのです。

周辺は復興工事でそれどころではない雰囲気ですけど、街歩きの途中にこのような文化スポットがあることは大切だと思うのです。 (2月6日)