気仙沼日記426回「思わぬ所でサッカーの話」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

当ブログ第420回に書いた「薄衣散策」(5月3日)の際に、ある家でかなりディープなサッカーの話をしました。


一関市川崎町の薄衣(うすきぬ)を散策するために、JR大船渡線の陸中門崎(りくちゅうかんざき)駅を降り立った時です。





無人駅で、降りた客は僕ひとりでした。

駅前に数軒の家があり、ある一軒の表にたまたま出ていた奥さんと立ち話をしました。


3年ほど前までラーメン店をやっていたという話の流れで、中に入れてもらい、旦那とも話をしました。

すると、甥がプロサッカー選手で、サンフレッチェ広島のDF千葉和彦選手だというのです。




千葉は広島のJリーグ優勝の立役者の一人で、日本代表経験もある名選手です。

まさか、こんな静かな街で、千葉選手の話をすることになるとは思ってもみませんでした。


ご夫婦は、そんな関係でサッカー界に詳しかったので、話が弾みました。

ラーメン店は川崎町の国道284号沿いに新しく建てたというので、散策の帰りに寄ることにしました。




厨房は息子さんに任せているそうです。

旦那はこの日、接客の手伝いをしておりました。




ラーメンは、あっさりスープの昔ながらの味わいでした。




気仙沼への帰路は岩手県交通のバスに乗りましたが、そのバス停「須崎」はラーメン店のすぐそばでありました(写真の左隅に店が写っています)。


駅前の千葉さん宅でスタートした散策は、サッカー取材が生業(なりわい)のひとつだった僕にとって、かつての熱い日々を思い起こすという、すがすがしい気持ちが伴う春の一日となったのでありました。


大船渡線で行って岩手県交通で帰るという行程も、ラーメンを媒介にして予定通りに行って、やっぱり世の中、何かでつながるもんだなあ…としみじみ思わせる出来事でありました。 (5月9日)


 ※ところで、本日61歳の誕生日でありました。