気仙沼日記362回「青春18きっぷで秋田~山形」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

青春18きっぷ日帰り旅で、秋田と山形に行ってきました。




気仙沼5時14分始発に乗りました。




一ノ関で東北本線盛岡行に乗り換え、北上で北上線(上写真)に乗車。




終点の横手で奥羽本線秋田行に乗り換えました。

かまくらの街・横手は今年も雪が少ないようです。




秋田で2時間弱の時間があり、秋田市立千秋(せんしゅう)美術館の「木村伊兵衛の秋田」展を見学しました。

日本の報道写真の先駆者で、秋田の農村を計21回も取材した関係で、秋田での企画展が開催されました。

これを見るのが今回の第一の目的でした。

感じるところ大なるものがありました。




居酒屋「ぽっぽや」でプレミアムモルツ・マスターズドリームと共に鶏から揚げ甘酢あんかけでランチをしました。

鉄道グッズだらけの楽しい店内でした。




羽越本線の酒田行に乗車。




吹浦(ふくら)のあたりの車窓からの日本海。

冬の日本海は荒々しいですね。




遊佐(ゆざ)のあたりで、鳥海山が雲に上半身を隠しながら姿を現しました。

今回の第二の目的がこの山を見ることでした。

全身が見えたなら、これこそ絶景でしょう。

この名山には10年ほど前に登りました。同じ日の同じ時間、皇太子が別ルートから登山しておりました。






酒田から陸羽西線(奥の細道最上川ライン)の新庄行に乗車。

この列車は快速「最上川」といい、最上川の流れを間近に見ながら走ります。




新庄で1時間くらいあったので、駅ビルの一角に半年前に開店したそば屋「かもん」で鴨せいろをいただきました。

親父が鴨を育て、せがれがそばを栽培し十割で供しています。

味わい深い鴨肉とそばで熱燗、サイコーでありました。

こんなことが青春18きっぷ旅の楽しみなんです。




新庄で陸羽東線(奥の細道湯けむりライン)の小牛田行に乗車。

小牛田から東北本線一ノ関行に乗り、一ノ関から大船渡線で21時ごろ気仙沼に戻りました。


東北中部一周16時間、乗車距離602・1キロ、通常のJR普通料金9610円のところ、青春18きっぷで2370円。

差し引き7240円浮いた勘定なので、2回の食事と美術館入館料300円など約4000円を使っても、まだ浮いてます。

そんなささやかな楽しみが、この切符を利用する理由です。 (1月7日)