青春18きっぷ日帰り旅で、秋田と山形に行ってきました。
気仙沼5時14分始発に乗りました。
一ノ関で東北本線盛岡行に乗り換え、北上で北上線(上写真)に乗車。
終点の横手で奥羽本線秋田行に乗り換えました。
かまくらの街・横手は今年も雪が少ないようです。
秋田で2時間弱の時間があり、秋田市立千秋(せんしゅう)美術館の「木村伊兵衛の秋田」展を見学しました。
日本の報道写真の先駆者で、秋田の農村を計21回も取材した関係で、秋田での企画展が開催されました。
これを見るのが今回の第一の目的でした。
感じるところ大なるものがありました。
居酒屋「ぽっぽや」でプレミアムモルツ・マスターズドリームと共に鶏から揚げ甘酢あんかけでランチをしました。
鉄道グッズだらけの楽しい店内でした。
羽越本線の酒田行に乗車。
吹浦(ふくら)のあたりの車窓からの日本海。
冬の日本海は荒々しいですね。
遊佐(ゆざ)のあたりで、鳥海山が雲に上半身を隠しながら姿を現しました。
今回の第二の目的がこの山を見ることでした。
全身が見えたなら、これこそ絶景でしょう。
この名山には10年ほど前に登りました。同じ日の同じ時間、皇太子が別ルートから登山しておりました。
酒田から陸羽西線(奥の細道最上川ライン)の新庄行に乗車。
この列車は快速「最上川」といい、最上川の流れを間近に見ながら走ります。
新庄で1時間くらいあったので、駅ビルの一角に半年前に開店したそば屋「かもん」で鴨せいろをいただきました。
親父が鴨を育て、せがれがそばを栽培し十割で供しています。
味わい深い鴨肉とそばで熱燗、サイコーでありました。
こんなことが青春18きっぷ旅の楽しみなんです。
新庄で陸羽東線(奥の細道湯けむりライン)の小牛田行に乗車。
小牛田から東北本線一ノ関行に乗り、一ノ関から大船渡線で21時ごろ気仙沼に戻りました。
東北中部一周16時間、乗車距離602・1キロ、通常のJR普通料金9610円のところ、青春18きっぷで2370円。
差し引き7240円浮いた勘定なので、2回の食事と美術館入館料300円など約4000円を使っても、まだ浮いてます。
そんなささやかな楽しみが、この切符を利用する理由です。 (1月7日)