気仙沼日記353回「紅梅の揚げあんぱん」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

このところ気仙沼でも暖かい日が続きました。

代休を取ったある日、昼呑みで浮かれた気分になって、復興工事の槌音が響く南町のあたりを散策しました。


すると、地元で評判のパンや菓子の店「紅梅」が新しい店舗で営業しておりました。


揚げあんぱんがおいしいんです。

1個買って、岸壁で食らいつきました。




ふだん甘いものを食べる習慣はないのですが、津波の前と同じ場所で店を再開したと聞けば、その心意気を味わうべきでありましょう。

11月1日に、周辺の数店舗と同時に再開したのだそうです。


すぐ近くにイカ釣り船が係留されておりました。





地元の人だったら、何とも思わない光景でありましょう。

でも、僕はこんな光景が気仙沼の一番の見せ場だと思うのです。


のんきなおっさんが、あんぱんを食いながら、こんな間近に漁船を見られるのです。


地元に住んでいるからこそ味わえる味であり、間近にできる光景ということでしょうか。 (12月22日)