気仙沼日記183回「ふるさとの民話を聞く会」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

昨年に続いて中央公民館で開催された「ふるさとの民話を聞く会」を聞きました。

及川貞子さんが松岩の昔話、尾形多志雄さんが八瀬(やっせ)の昔話を語りました。


松岩の五駄鱈(ごだんたら)は、昔は「ごんだら」と読んだそうです。

岸に、肉に切り分けたら馬5頭分もある鯨のような鱈が打ち上がった話。

足立(あしだて)のお地蔵さまは、わがふるさと栃木県の足尾の山から、江戸経由で船で運んできたそうです。今度、見に行かなきゃ。


八瀬は、鉄砲名人・門兵衛や金山、河童の話。

尾形さんは、八瀬に住む民間学者です。




鉄砲名人は、目を撃った大蛇に追われる話。大蛇は大雨の洪水で流され、門兵衛は助かりますが、末代まで片目が不自由になったそうです。尾形さんによると、物語の中に米づくりの教えがこめられているとのこと。

八瀬の河童はキュウリを食べないというのも面白かったです。

方言そのものの語りで笑わせてくれました。

もっとも、僕には方言過ぎて聞き取れない部分が多かったなあ… (3月13日)