夜、こたつの中で寝ているカラで足をあっためながら本を読んでいたら、突然カラがこたつから飛び出てきて、台所の窓の方をにらみました。
小さな地響きが聞こえましたから、裏山のカモシカが動き始めたのでしょう。
ウチの裏山にはカモシカが棲んでいます。気仙沼では、街の中にもカモシカが出てきますから、決して珍しくはありません。
僕が住む貸家は、安波山の中腹にあり、一帯には数頭のカモシカが棲んでいるようです。
これが、ウチの裏山に棲んでいるカモシカです。
数日前に撮影しました。
畑の菜っ葉や生垣の榊(さかき)の葉っぱで食事しているようです。
去年、東京から気仙沼に移住して間もなく詠んだ一句。
昼日中 羚羊歩く 我が庭ぞ
初めはびっくりしましたが、今は慣れました。
山奥の、人が近付けないような断崖絶壁に棲む生き物…というのが、以前のカモシカに対するイメージでありました。
事実、僕がカモシカを見たのは、栃木県の山奥、足尾の山の断崖が最初で、そのイメージが強いので、人家の庭を堂々と散歩するカモシカには正直、驚きました。
そのうち、名前をつけてやろうと思います。 (11月20日)