気仙沼日記 「メカハーモニカ」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

メカハーモニカは、機械仕掛けのハーモニカではありません。


気仙沼でハーモニカと言うと、メカジキの背びれの付け根のことです。


知人に、いい形をしたハーモニカをもらいました。





ハーモニカというよりは、なんだか人間の歯ぐきみたいですね。


これに塩をまぶしてコショウをふって、焼きます。





なんだか年寄りの歯ぐきみたいです。

でも、これがうまいんです。軟骨の間に肉が詰まっています。

それを箸でこそげるようにして食べます。





カラも食べたそうに見ています(熱いので手出しできません)。


メカジキにとって、背びれは重要な部分です。そこに付いている肉ですから味が濃厚なのではないでしょうか。僕の想像です。


形がハーモニカに似ているわけですが、これを揚げて食べる場合、箸では食べずらく、たいていの人が手に持ってかぶりつくのです。その姿が、ハーモニカをふいているように見えるのも、ハーモニカと言われる由縁です。 (10月16日)