気仙沼日記 「遠野は猫の街?」 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

遠野市中央通りの来内川(らいないがわ)の橋のたもとにある食堂喫茶CocoKana(ココカナ)は、8年前までそば屋だったそうです。風情のあるたたずまいです。




写真をよく見ると、外のベンチに白っぽい猫がいます。これが、ウワサのミケくんです。2、3年前、店の前の道で交通事故に遭い、あごがくだけてうずくまっていた野良猫だそうです。


店のママさんが助けて、動物病院で手術したそうです。肉がむき出しで近所の子供たちはこわがっていたといいますが、モノを食べられないので、毎日病院に連れて行って点滴して、なんとか回復したのだそうです。




すっかり元気になったミケくんです。


ママさんやお客さんに大事にされて、人になついたそうです。


遠野は、大震災の時に全国からのボランティアの拠点になった街です。

若いボランティアたちが店に来て、リハビリ中のミケくんを励まし、帰ってから猫グッズを送ってくれたりしたので、店内はいつのまにか猫グッズでいっぱいになりました。


ママさんによると、遠野は猫の街でもあるんだそうです。

「蔵が多いのでネズミがいる。それを獲るので、猫が大事にされたのかな」


サラちゃんも野良猫でしたが、お客さんたちにかわいがられて、すっかり人が好きになりました。スキージャンプの高梨沙羅選手が金メダルラッシュのころだったので、小学生の女の子たちが「サラちゃん」と名付けたそうです。




店の看板の奥でサラちゃんが気持ち良さそうに昼寝をしています。


9月6日に訪ねた岩手県遠野市でのひとこまです。 (9月11日)