気仙沼日記 | 西和賀日記 山・雪・味・人 楽しき農山村 

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奥羽山脈「真昼山地」に魅せられて65歳で岩手県和賀郡西和賀町に移住したおじさんの暮らしぶり

 新しく住んだ土地では、いろいろ目新しいものがあるわけですが、私が気仙沼のここ半年の間に一番びっくりしたのは、省エネ温風パイプ「だんらん」という商品であります。

 石油ファンヒーターの温風を直径10センチくらいの蛇腹のパイプ(ダクト)でこたつの中に導き入れるというもの。


 


 写真の手前側に白く映っているのが石油ファンヒーターです。

 温風が出てくるあたりにパイプの口をセットしておくと、パイプを伝わってこたつの中に温風が供給されるんです。構造はいたって単純。まるでカンブリア紀の初期環状生物が巨大化したみたいです。実際のところ、ある家で初めてこれを見た時には、大きな声を挙げてしまったほど驚きました。

 ところが、その後も数軒の家で、普通に使っているのを見たし、誰に聞いても、みんな知っておりました。関東では見たことなかったなあ…。東北では当たり前に存在しているようで、ホームセンターには山になって売られていました。

 新潟県燕市の本宏(ほんこう)製作所の製品です。1000円でおつりがきました。こたつの電気を使わない省エネ製品です。灯油にかかるお金を考えてはおりませんでしたけど、ファンヒーターの熱を利用している雰囲気が、省エネだなあ…と思うわけであります。上の写真では、我が飼い猫のカラがあったかいパイプに寄り添っております。 (1月10日)