2014年の気仙沼も、復興屋台村気仙沼横丁で〆となりました。
古町の「友の湯」であったまってから、生ビールが飲みたくなって、横丁に行きました。「北かつ」のまぐろ亭に灯りがついていました。
マスターが、メニューにないまぐろ刺身をあしらってくれました。
これは、ビンチョウの尻びれ付近にある脂身(中トロ)ですが、一般的には中トロとしては出されない部位なのだそうです。100キロ以上あるマグロからも400グラムくらいしか取れない貴重な部位で、漁師さんたちは「大トロよりも、これの方がうまい」と口をそろえるとのことです。
確かに、マグロの赤身の旨みをしっかりと残しながら、その旨みを引き立てるような脂分がじんわりと広がりました。これは、まったく、気仙沼ならではの味の楽しみであろうな…と実感できる一品でありました。
今年も、気仙沼の味で、いい年の瀬となりました。 (12月30日)