二月大歌舞伎「泥棒と若殿」、いずれは観たい巳之助の泥棒役 | 妻を亡くした夫と母親を亡くした娘の生活

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2016年9月病院で愛妻が亡くなりました
夫は翌年大学生になった娘と愛犬2匹と暮らしていました
2022年11月二女が動物病院で亡くなりました
2024年1月に三女が後を追うように亡くなりました
大学生の娘と二人家族になりました

横浜の空、連日の快晴です。昨日よりもさらに暖かい1日になりそうです。

昨日は暖かい日差しの中、NPOでの仕事帰りにいつもの水曜日ならばT体育館でランニングをするのですが、火曜日の歌舞伎帰りにMスポーツセンターでみっちり走り込んだので、真っ直ぐに帰宅しました。右のふくらはぎが若干張り気味で、珍しく攣りそうになりました。

ところで火曜日に観劇した歌舞伎座「泥棒と若殿」について追記します。私など足元にも及ばない歌舞伎通のブロガーさんが、巳之助は泥棒が適役だろうと書いておられました。私も同感ではありましたが、松緑の人情味あふれる泥棒があまりにも良いのと、巳之助も普段の荒々しさを内に秘めた上品な佇まいで、魅了してくれました。

14年前に十世坂東三津五郎の若殿を相手に、初めて泥棒を勤めた松緑が今月の筋書きで明かしました。「実は企画が上がった時の配役では私が若殿だったのを、三津五郎兄さんが逆の方が面白いと仰ったと聞いています」。なるほど、この配役は巳之助の亡き父君の仕掛けだったのか、と納得しました。今回の再演で評判を取れれば、今後何度も上演される名作となることでしょう。

そして10数年後、11代目坂東三津五郎を襲名した巳之助の泥棒の相手役として、3代目尾上辰之助を襲名した左近くんが若殿を勤めるなんてことが、現実の歌舞伎座に起きるのではないでしょうか。その光景を見届けるためにも、自分も長生きしたいものだと切に思いました。