ノコギリの目立てと軽量化 | 作爺の部屋

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昔、山里の暮しでは野良仕事の道具や身の回りのものは自分で作ったり、直したりしてきたようです。
今流に云うとそうしたDIYや外遊びが大好きです。

9月半ばとは云え、まだまだ暑い日が続いています。

 

秋の夜長、ノコギリのメンテナンスやら工作をやって見ました。

 

手持ちのノコは2丁。

 

左が有名なシルキーのゴムBOYで、右が三条の石鋸工業の「刃多楽」と云うノコです。

 

 

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キャンプの携帯にはもっぱら刃多楽を使っています。

 

シルキーの見た目に惹かれ買って見たが、作りががっしりしていて重い。それとカッコ良過ぎ?

 

値段も安く、地味で実用品の匂いぷんぷんの石鋸工業、刃多楽がお気に入りです。

 

メーカー公称200gと圧倒的に軽い。

更に鞘口が欠けていたりで実測198g💦

 

刃多楽 枝木切り用 27Cm

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シルキーゴムBOY  万能用? 24cm

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切れ味が落ちて来たので目立てをしました。

 

刃物は研いで使うもの!とジジイの拘りはあったものの、これまでノコギリだけは目立てをしたことはありませんでした。

 

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ほとんど使ったことも無い作業台に挟んで見たが、ぐらついてダメで万力へ変更。

 

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上刃を擦る際に山の高さを揃えるのがポイントだと思いますが、これが難しいのです。

 

横刃も含め仕上げるのに40~50分も掛かる。

 

因みに後で調べたら替え刃は最安で983円(送料込み)で売っていました。

 

 

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グリップはプラでも問題はないのだが、久々に木工作もしたくて軽い杉材に替えて見た。

 

この後、目釘の位置を失敗したことが分かり作り直した。

 

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ブレード錆も落とし完成。

 

グリップの軽量化で114g→83g

 

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で、肝心な切れ具合いはどうかと云うと・・

 

新品までとはいかないけれど切れ味は復活しました。

 

今後、回数を重ね修練したいと思う。

 

 

 

 

 

ついでに山行用のセロケース鞘が大分くたびれてきているので作り替えた。

 

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折り曲げ部分が白くなったのでヒートガンで軽く炙り戻す。

 

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両面テープで貼り、数日圧着。

 

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ベルト通しを付け、赤鞘が完成。

 

 

 

 

 

庭木の手入れぐらいなら重さは関係ないが、沢泊で山へ背負って行くとなると予備的な道具なので軽いのに越したことはない。

 

折り畳みタイプは構造上重くなってしまいます。

全長42センチですがパッキングでそう邪魔にはなりません。

鉈や斧は要らないがノコは一丁あったほうが便利。

 

 

焚火用としてよく乾燥した流木がふんだんに在る状況なら、ノコも使わないで済みます。

それと流木は多少なりとも砂が付いていて刃を傷めるので、極力切らないようにしている。

 

 

長い薪でも運びさえすれば、焚火は平行に並べて焼べるので特に切る必要もない。

また、薪を密着させることで火持ちも良くなる。

 

よくある四方八方からの焚火は絵の中だけの話しです。

 

 

 

 

 

 

 

 
それでは。