こんばんは、愛のある結婚生活を支援する、カウンセリング&コーチ横田雅彰 です。
他人の携帯を、それがたとえご主人の携帯であろうと、チェックすることには賛否両論いろいろな意見があると思います。
それが、良いか悪いかの判断は個々に委ねます。
たとえば、反対意見では、プライバシーの侵害だとする声もあるでしょう。
だからと言って、自分自身に〝ご主人の携帯を見てはいけない〟と律することもどうかとは思います。
というよりも、〝見てはいけない〟とすることこそが危険だと言っておきましょう。
脳というのは面白いもので、〝ない〟ものが理解できません。
ですから、自分自身に〝ご主人の携帯を見てはいけない〟と自分自身に言い聞かせたとしても、脳は〝ない〟ものが理解できないために、〝ご主人の携帯〟というワードしか頭に残りません。
だからいつもご主人の携帯が目に入ってしまうんです。
たとえば、いつもろくでもない男性に引っかかってしまう女性は、いつもろくでもない男性を好きになってしまうという傾向があります。
これって不思議だと思うでしょう?
でも、本人は〝次こそはろくでもない男にはひっかからない〟と常に思っています。
でも、脳はないものが理解できないために、いつもろくでもない男しか目に入らないわけです。
意識しないようにすればするほど意識しちゃうなんてことがあるじゃないですか?
小中学校の頃に、好きな人ができると、何だか意識しちゃうってこと、ありましたよね?
この頃は、何だか好きな人ができると、それを周りに知られることを隠そうとしちゃいます。
だから見ないように見ないようにしていても、気がつくと目で追っちゃっていませんでしたか?(笑)
それと同じことなんです。
ではいったい、どうして見てしまうんでしょうか?
まずご主人の携帯をチェックする人は、もしかしたら愛されないかもしれないという恐れを持っている場合がほとんどです。
つまり、携帯を見ることで、相手が浮気していないという安心感を得たいためというのがほとんどでしょう。
でも、見たからといって、実際には安心なんてできないんですけどね・・・
まず、携帯をチェックするのは、相手の目を盗んで見る場合がほとんどです。
でも、それにはどうしても時間の制約があります。
それこそ、ホンの数分程度のことでしょう。
でも、限られた時間内ではすべてを判断することはできません。
だから余計にもっと見たくなるわけです。
また、隠されると余計に見たくなってしまうものですよね?(笑)
まあ、お化け屋敷やホラー映画みたいなものです。
怖いもの見たさってやつです(笑)
まあ、仮に、それで疑いが晴れたとしましょう。
でも、それでも安心感を得ることはできません。
今度は更にエスカレートすることは確実です。
だったら、お互いに携帯電話を見せ合うというルールを夫婦のあいだで決めればいいことです。
こうすれば、まず携帯をじっくりと観察できるでしょう?
でも、でもです。
そんなことをしても、楽しいはずがないんです(笑)
それがいかに無意味なことか・・・
そんな時間があったら、二人でデートしたり、買い物に出かけたり、一緒に料理を作ったりしたほうがどれほど楽しいでしょうか・・・
携帯をチェックすることで安心感を得ることは決してできません。
だから、ご主人の携帯をチェックしたとしても釈然としない・・・後味の悪いものが残るだけになってしまうんです。
携帯は便利であると同時に、色々な弊害を産んでしまう、諸刃の剣みたいなものなのかもしれませんね・・・