さて、先日も少しお話しましたが、ここでもう一度、スリー・タイム・フレームについてお話します。
スリー・タイム・フレームとは、過去、現在、未来のどこに重点を置いて考えるか、ということです。
過去に基準を置く人は、過去を賞賛し、未来に対しては非常に悲観的です。
そして、現在は不平不満の対象でしかありません。
例えば、現在の日本の経済や生活レベルというのは、非常に不安定です。
また年金問題など将来も決して明るい未来は持つことができないと考える人は少なくありません。
すると、どうするか・・・
例え子供ができたとして、子供の将来は不安だから子供はいらない、つまり少子化社会が進むわけです。
現在に基準を置く人は、かたくなに現状を維持し、毎日同じようなことを繰り返します。
ですから、変化を非常に嫌います。
仕事をしていても、急に急ぎの仕事が入ったとしても、積極的には取り組みません。
現状の変化を嫌うからです。
つまり柔軟性に乏しいともいえます。
さて、では未来に重点を置く人というのはどんな人なのか。
一言で言ってしまえば、ポジティブな人ということができます。
常に未来に眼を向けていますから、どんな状況においても未来がよくなることを前提に考えます。
常にアクティブで何事にも積極的に取り組む、いわばリーダー的な存在とも言える人です。
さて、このスリー・タイム・フレームですが、現在お付き合いをしている人が、どんなタイプなのかを計る、一つの物差しとしても使えます。
例えば、デートを考えてみます。
過去に基準を置く人のデートパターンは、これまで二人で行った場所にしか足を運びません。
過去に重きを置くわけですから、当たり前です。
そして、現在に基準を置く人も同様ですね。
ほとんどワンパターンのデートコースです。
毎回食事は同じ店、買い物も同じ場所といった具合です。
つまり、過去と現在に基準を置く人は、変化を非常に嫌うわけです。
新しいことに自ら積極的には取り込もうとしません。
新しいお店、新しい場所を開拓しようとしません。
ですから、過去に行った楽しかったところ、またはいつも行くところと、行動がワンパターンに陥りやすいという傾向があるんです。
自ら積極的に行動しませんから、何かにつけてパートナーの意見に流される傾向もあります。
〝自分がない〟〝個性がない〟〝オリジナリティがない〟というのは、このように考える人が多いんです。
では、未来に眼を向ける人はどうか・・・もうおわかりですよね?
そうです、常に新しい何かを発見しようと努めます。
どこに行くにしても、そこにチョットした変化を好むわけです。
毎回食事も違う店を選びます。
美味しいとか、不味いという選択ではなく、その場所で、その場所にあった楽しみ方を見つけようとします。
逆に言うと、変化がないとつまらないわけですから、ともすると独りよがり、相手を振り回してしまう危険性も兼ね備えていますが・・・
さて、これはデートというもので見てみましたが、もちろん〝結婚〟ということに対しても同じことが言えます。
過去や現在に重点を置く人は、変化を嫌います。
つまり、相手の口から〝結婚〟という言葉が出てしまうこと自体に拒否反応を起こすわけです。
当たり前といえば当たり前です。
二人の将来など、まったくとは言いませんが、それほど重要に考えられないんですから。
今現在付き合っているということは、少なくとも二人は同じ価値観を持っていると考えますよね?
同じ価値観があるという認識があるから、付き合っているとも考えられます。
しかし、一方は未来、つまり〝結婚〟というものを考え、一方は過去や現在しか考えていないわけです。
それこそ、価値観が違っているわけです。
だからこそ、その言葉が出た時点で〝相手を避ける〟という行為に出るわけです。
別に嫌いなわけじゃありません。
しかし、価値観が違うとわかった瞬間から、相手を受け付けなくなることは確かです。
価値観が違うということは、たとえこの先、結婚に至ったとしても、どこかで亀裂は生じます。
では、こんな時はどうしたらいいのか、ですが、もちろん、同じ価値観を有するまで待ち続ける、または相手を自分と同じ価値観に引き上げることは可能です。
しかし、いったん離れた相手を自分に引き戻すということは、容易なことではありません。
それこそ、今以上のパワーが必要です。
もし、あなたがそれでも相手のことが好きだというのなら、それでもかまいません。
それはあなたが決めることです。
誰にも決められることではありません。
ただ、これ以上は待てないということは、あなたの視線は、今以上に未来に向けられているとも言えます。
たとえ、今のパートナーと別れたとしても、あなたの今の未来に向けた視線を、決して現在や過去に向けないでください。
未来に視線を向けていれば、あなたには必ず幸せはやってきます。
未来は幸せになるためにあるのです。
一つの恋が終わったとしても、次の恋はもっと素晴らしいものになります。
それは、あなたは常に未来に視線を向けているからです。
そう、未来は捨てたもんじゃありませんよ・・・