結婚できない原因として、もっとも大きいのが、〝結婚に対するネガティブな感情〟です。
それが意外と厄介なんです。
私たちの脳は、もともとポジティブなことよりもネガティブなことをより鮮明に記憶しているような構造をしています。
そこに追い討ちをかけるように、やれ結婚は難しいだの、結婚は大変だのと、それこそネガティブを煽るようなことが常に耳に入ってきます。
これじゃあ、いくら結婚したいと思っていても、そんな情報ばかりに囲まれていては、いつまで経っても結婚に近づけません。
ここは一つ、結婚に対するネガティブな感情を払拭していきましょう。
あなたは結婚に対して、どう思いますか?
たとえば、結婚に対し口うるさく言ったり、自分の周りが結婚をしていったり、同級生に子供が生まれたなんて話を聞くと、そりゃ焦ったり、自分も結婚しなきゃいけないな、なんて思ったりします。
もう半ば、結婚が義務のように思えてきます。
つまり、~しなければならない、結婚しなければならないという感じです。
人は、まず例外なく、誰かから命令されて行動することに、非常に嫌悪感を感じます。
だから、何で結婚しなきゃいけないんだよ、そんなの私の勝手でしょ!ってなります。
すると、次にすることは、結婚しないための動機を探さなければいけなくなります。
つまり、私は結婚のこんなところや、あんなところが嫌だから結婚しないんだ、という正当化をするわけですね。
だからこそ、結婚に対してネガティブな部分を探し始めます。
たとえば、自由を奪われる、金銭的な問題も生じてきます。
つまり、これまで給料の大半を自分で自由に使えたものが、結婚することによって、それもできなくなります。
また、なんだか束縛されるような気がしたり、親戚づきあいもしなければならなくなる、なんてことも考えてしまいます。
すると、ますます結婚なんてするもんじゃないよな・・・という結論に達するわけです。
実に簡単なお話です。
また、こういうケースもあります。
私たちの脳はネガティブをより鮮明に覚えているということです。
つまり、普段からネガティブにさらされているために、結婚に対しポジティブな感情を抱くことができないということです。
たとえば、今の社会はみなさんもご存知のように、未だに不況から脱しきれない状況にあると思っていることでしょう。
不況という言葉自体、ネガティブの代表みたいなもんです。
それが連日連夜、テレビ、新聞、雑誌などで垂れ流しされているわkです。
ポジティブになろうと思っても、そりゃ無理があるってもんです。
つまり、マスメディアも、脳がネガティブになることを積極的にしているといっても過言ではありません。
いくら結婚がいいものだろうと言われても、すっかりネガティブなものに感化されているわけですから、なかなかそこから脱しきれるもんじゃありません。
では、いったいどうしたら、そんなネガティブな考え方から脱出することができるのでしょうか?
こればかりは、自分自身で意識する以外にはありません。
ただし、私たちの脳は、それこそほっといたらネガティブな感情に支配されてしまいます。
そのことを知っただけでも、これからの認識はまた違ったものになります。
さらに、私たちの行動は、自分が感じていること、話していること、やっていることの10%程度しか自覚していません。
残りの90%は、無意識に行なっています。
つまり、何も意識しなければ、私たちは90%の無意識に支配されている、つまり、ネガティブな感情に支配されてしまうということです。
だからこそ、常に意識するということは大切なんです。
まずは、結婚に対するいいと思うところを考えてみましょう。
そして、それを常に思い浮かべるようにしましょう。
これを意識するだけでも、あなたの生活は間違いなく変わっていきます。
これからは、結婚のイメージを自分の中で変えていきましょう。