まるごとZENBおいしいご当地鍋自慢! | 野菜ソムリエコミュニティ山梨のブログ

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日本野菜ソムリエ協会認定の地域コミュニティ
山梨での活動や、山梨の「野菜」「果物」の魅力をお伝えします。

久々の投稿となります。

 

2020年初頭から、コミュニティの活動を大幅に自粛しておりましたが、先日、日本野菜ソムリエ協会主催のZOOMイベントに参加いたしました。

このイベントは、株式会社ZENB JAPAN様の新しい食材、素材を丸ごと使い切ることをコンセプトにした食品シリーズZENBの中から、黄エンドウ豆を100%使用して作られているZENBヌードルを、ご当地鍋と組み合わせた鍋料理をご提案するものです。

 

ZENBシリーズの開発にあたっての基本的な考え方は、10年先の食の未来に向けて、美味しさと健康の一致を目指し、人と社会と地球の健康に寄与すること。

今回のZENBヌードルは、小麦や米を原料にした主食と比べて食物繊維・タンパク質は多く、糖質は少ない黄えんどう豆を、さらに通常ならば廃棄される薄皮の部分まで含めて粉にしたものから作られているそうです。

近年問題提起されている、食品廃棄や家畜の生産に伴う環境負荷などの、地球規模の課題についても、食べ物を選ぶことで寄与できるのであれば、野菜ソムリエとしても注目したい食材です。

 

そんなまるごとZENBヌードル、少し茶色みがかった全粒粉パスタのような外見ですが、食べていると、初めは少しシコシコ、だんだんモチっとしてきます。といってもパスタにありがちな伸びた食感とは異なり、スープの旨みを吸って一体感が出る感じ。

茹でている間は、えんどう豆の香りが立ちますが、出来上がって食べる頃には、ほんのりした甘味が残る程度です。

今回のイベントは、このヌードルを使って、東日本の各都道県のコミュニティの代表者が、ご当地鍋と組み合わせたレシピを考案して、ZOOMの中で紹介するというもの。

私も、山梨県民のソウルフード、「ほうとう」をアレンジしたレシピをご紹介しました。

名付けて「山梨ZENBほうとうオマージュ鍋」

 

スープは、ヌードルに合わせて洋風の野菜コンソメで洋風スープに。ほうとうに欠かせないカボチャと洋風の旨みが溶け出すリーキを使い、さらにコクを出すために加えるのが、豆乳と豆乳チーズ。火を止める直前に味噌を加えて香りを際立たせます。

味噌は今回自家製の手前味噌です。

 

具材は、旬の野菜を彩りよく。黄色い麺とスープに映えるように、カラフルニンジンや紅心ダイコン、マイタケとヒマラヤヒラタケ、葉付きのコカブなどを、別にフライパンで蒸し焼きにして、最後にお鍋にトッピングします。

今回の食材はこちら。

スープに使ったカボチャとリーキは、コミュニティ会員でもある北の杜ファームさんが作られているもの。

トッピングのコカブ・紅心ダイコン・カラフルニンジンは、甲州市塩山神金地区の農園さんのもの。

どちらも標高700~900メートルの冷涼地で、農薬・化学肥料を使わない農法で栽培されています。

この季節は、土の中が凍っているので、午前中に掘り出して、日中は日に当てて解凍してから出荷するそうですが、手がかかっている分、寒さに当たって甘味がより強く感じられました。

山梨のソウルフードほうとうをオマージュした、食材全部が山梨県産の山梨ZENBほうとうオマージュ鍋。

レシピも最後に記載いたしますので、ご興味のある方はぜひご自宅で作ってみてください。

イベント中には、各自で調理したものを味わいながら、各県それぞれの鍋自慢・野菜自慢をたっぷり味わいました。

ウィズコロナの時代が続く中、コミュニティ会員同士の交流は思うようにできませんが、このようなイベントに参加する機会を持ち、WEB上での交流も、新しい楽しみ方があることが実感できました。

今後は会員の皆さまからのご意見もいただきながら、新幹事会の中でも、より多くの会員同士で、学び楽しむ機会を模索していきたいと思います。

引き続き第6波のピークは不透明ですが、皆さまのご健康と、より充実したベジフルライフをお過ごしくださいますよう願っております。

 

YSC山梨代表 根津智子

 

山梨ZENBほうとうオマージュ鍋のレシピ

 

材料 2人分

スープ

・ZENBヌードル  2束

・水              600ml

・カボチャ       200~250g (タネとワタのみ取り、皮ごと大き目のサイコロにカット)

・リーキ       中1本(白い部分のみ、2cm程度に小口切り)

・ベジスープ  5g程度(大さじ1/2程度)

・豆乳     100ml

・豆乳チーズ 40g(シュレッドタイプ)

・味噌     大さじ1

トッピング

・カラフルニンジン (7~8ミリ程度に輪切り)

・紅心ダイコン (7~8ミリ程度に輪切り)

・葉付きコカブ(縦に4等分し、葉の根元の泥を洗う)

・カボチャ(1cmのくし切り)

・マイタケなど(一口大にちぎる)

・オリーブオイル 大さじ1

・白ワイン  大さじ1

・塩  一つまみ

・コショウ 少々

 

 

作り方

1.鍋に水とカボチャ・リーキ、ベジスープを入れ、蓋をして弱めの中火で15分程度煮る。

2.フライパンにオーブンシートを敷き、トッピング用の野菜ときのこを敷き詰め、調味料を均等に降りかける。

3.2を中火にかけ、蓋をしてシュワシュワいい始めたら弱火にして10分程度加熱して、そのまま置く。

4.1のカボチャが崩れかけるくらいになったら、ZENBヌードルを入れて、時々軽く混ぜながら、7~8分弱火で加熱する。

※ この時に水分が減っていたら、ヌードルがかぶる程度まで分量外の水を加えて調節する。

5.ヌードルがしなやかになっているか確かめて、粉っぽさが抜けたら火を止める。豆乳と豆乳チーズを加えて、ゆっくりと混ぜながら、チーズが解けきったら味噌を加えて偏りなく混ぜる。

6.2のフライパンから具材を鍋にトッピングして出来上がり。

※ 具材は混ぜ込んでしまってもいいし、鍋に入れず、ヌードルを取分けながらトッピングしてもいい。

※ 翌日は締まってくるので、パンのおかずなどにも合わせられます。

 

 

野菜ソムリエ協会のInstagramに、東日本の代表野菜ソムリエさんの「まるごとZENBおいしいご当地鍋自慢!」の写真が掲載されています。ぜひご覧ください。

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