道内でもクラウドファンディングの試みが始まりました。 このほど立ち上がった、アクトナウは、金融商品取引法や上場に詳しい杉山央弁護士と初音ミクのクリプトンフューチャーメディア社のコラボで実現しました。
クラウドファンディングとは、個別のプロジェクトに対し出資者を募ること。その橋渡しをインターネット上で行うこと、です。
わかりやすい例では若い歌手志望の人が数十万円のお金を募り、CDを出したい、など。出す方は、事業計画や返済計画などというレベルではなく、「この人、このプロジェクトを助けたい」という気持ちを投資という形にしていくのです。
アクトナウからスピンオフした形のプロジェクト、「5フラッグス」は遠征費、強化費の調達に悩むアスリートを支援するものです。これもわかりやすい例と思います。
形態はさまざまで、出資者が投資を行うもの、投資先の商品などを購入することで投資先の経営を後押しするものなどなど。
メリットは、
1.小口の投資が中心になるため、個人でも出資が可能。「この人を応援したい」「この商品を応援したい」というものを形にしやすい。従来は、会社を設立して出資するなどの形態をとっていましたので手続きが面倒で心理的なハードルがありました。
2.投資される側につてやタニマチがいなくても広く支援を呼びかけることができる。従来も少人数私募債という調達手段はありましたがあくまでも相対で、投資家一人一人を説得していかなければなりませんでした。
3.投資家の意思をダイレクトに反映させることができる。従来は銀行に預金⇒銀行員が融資の可否を決定、という仕組みですから、預金者(投資家)が思うところにおカネは流れません。それどころか、クラウドファンディングで増加が期待される、小口の地域密着型のビジネスは銀行の間尺に合わないことが多く、必要としているところになかなかおカネが流れないという問題がありました。
広く出資を集めるとき、ネックになっていたのが金融商品取引法でした。今般その改正があったことでクラウドファンディングが加速した形です。
このあと、北海道はさらに儲からりずらい、状況になっていきます。
それを踏まえて増えるだろうと思われるのは、「儲からないが地域には必要」という業態です。コミュニティカフェや地元の特産物を守る、というような…
地元振興をうたう金融機関もさすがに「おカネが帰ってこなさそう」な事案には貸せません。
クラウドファンディングはその隙間を埋める、有力な手段に思えます。