(納車準備)スズキ フロンテ LC10 シート張替え完了
スズキ フロンテ LC10
へたってボロボロだったシートの張り替えと修復が完了しました
まぁ57年前の軽自動車なのでこれでも程度良いほうではないかと。
中のアンコはペラペラであるのかないのか分からない状態
でしたが、標準の3倍近く詰めてもらい、朽ちてなくなったり
切れていたりした骨やバンド類も作ってもらい頑丈に完全修復
色は数百ある赤系から時間をかけて選んだ曇り入りのエナメルワイン&
エナメルブラックで (もうこの生地はこれが最後らしいですね)
で、ピカピカでゴージャスな雰囲気になって座り心地もフカフカに
なりましたフロアも綺麗にクリーニングして見違えましたね。
シート職人さん誠に有難うございました~
エンジン不動のサンバークラシック修理
このまえエンジンを載せ替えした車両とはまた別のオーナーさんで、
同年式で同色のサンバークラシックなのですが、遠方でエンジンが
全く始動しなくなり急遽レッカーで運ばれてきて入庫しました。
それではあちこち点検していくと、、、
2番の火花がたま~に飛んで、4番は全く飛びません
プラグコードとデスビキャップ&ローターなど古くて劣化
していたので、とりあえず交換してみたところ、
一発で始動するようになりアイドリングも安定、車庫入れなど
も問題なく動くので、直ったかなと思い、試乗しようとグッと
アクセルを踏み込むとストンとエンジンが止まってしまします
なので、今度は燃圧を計るとかなり弱くどうやらポンプ
のほうも同時に寿命がきてしまったようですね そして
燃料ポンプと燃料フィルターを交換し、もう一度圧力を計測。。すると
ダメなポンプの倍近く力強い数字をたたき出してくれて一安心~
今度は加速もバッチリ、上り坂もガンガン走れるようになって
修理完了とお客さんに連絡したところ、オイル漏れも酷いので
ついでに修理よろしくですと、次はオイル漏れ箇所の点検を開始
オイルパンとタペットカバーから滝のように漏れているのを確認
で、オイルパン等をはぐると、中が超真っ黒
これ25年間の汚れがどっさりこびり付いて非常に酷い状態
できるだけ掃除して汚れを落としてから組付けましたが、、
写真のとうりここまで綺麗にするまで本当時間かかり苦労しました
しかしまぁおかげでエンジン音もすごく軽く静かになってくれて
ダラダラに漏れていたオイルもピタっと止まったので、
しばらく快適に乗ってもらえそうで良かったです 【終】
スバル サンバークラシック 修理模様② / サンバー KV3 エンジン オートマ 載せ替え
前回の続きになります ニコイチ良いとこ取りをしながら、
クランクシールやデフのシール、Tベルト等の消耗品、、
エンジンが下りている時のほうが交換しやすいので、
車体に載せてしまう前に殆ど交換を済ませておきました
そしていよいよエンジンとオートマを合体させてから車体へ積み込みます
最後の作業中、エンジンのハーネス類やホース類を
組み付けている時にアクセルワイヤーがほどけて切れ
そうな状態なのを発見これも急遽交換して~
今回の作業全て完了です 試乗したところエンジン、オートマ
ともに静かで絶好調 もう壊れないことを祈ります
エアコンもエバポをきっちり清掃したところガンガン効くように
なってくれたので、まぁ一通り完全復活
※ KV KS サンバーのオートマ車は高速走行や、熱などに
本当弱いため日頃のメンテと走らせ方に要注意。それと
入れるオイルの質や粘度,交換頻度も重要かなと思います。
スバル サンバークラシック 修理模様① / サンバー KV3 エンジン オートマ 載せ替え
1998 サンバークラシック AT 走行75.000Km
主に仕事でガンガン使用している車両なのですが、
かなりの長距離や高速道路のロング走行、お客さん乗せて(誰もが知ってる
有名なお相撲さんまで乗せた)走り回ったり、重たい荷物も常時積んでの
ラフな活用が連続していたため、オイルは定期的に質の高いもので交換して
るけど、気を付けないとエンジンやオートマが壊れちゃうよと何度か助言をして
いた最中、、ペースが速くストレートが数十キロ続く某高速道路走行中に、
とうとうエンジンから音がし始めたと緊急連絡あり
本当に壊れてしまいレッカーで運ばれてきました。
調べてみるとクランク辺りからガラガラ音がしていてオイルを抜くと鉄粉がたっぷり
混ざったオイルが抜けてきたのでメタルの損傷決定というわけでメタルを外して
確認してみます。。
見てのとうり1番2番のコンロッドメタルが削れて薄っぺらになってました
ここまでなってるともしかしてクランクもダメかなと触ったり目視で確認
したところちょっと傷が入っていた程度だったのでいちかばちかペーパーで
丁寧に研いでから新品のメタルを組み込んで始動チャレンジ
そしてエンジンかけてみたところ、ちょっと静かにはなりましたが音は改善され
ずダメだこりゃ終わった。。
で、リビルトエンジンに交換しようとエンジンをあちこち探したのですが、
この型だけ全国どこにも無く、中古エンジンや部品取り車が出てきても
距離多いものばかりこれは気長に低走行の部品取り車出てくるまで
待とうかという話になってからあっという間に8か月が経過してしまった
(サンバーのエンジンなら何でも適合する訳ではない)
もう諦めて捨てるかとか話ていたら急に距離5万キロのサンバーバン売り物
が出てきてくれました~ラッキー
外装はボロボロなのですがエンジン&オートマ絶好調、記録簿見るとどうやら
ぼくの地元で走り回っていたようで車検整備していた工場の仕事ぶりもよく知って
いたため、迷わず即購入(値段も数万円と安かったし)
そして購入後はちょっと忙しくすぐに手を付けられずに2か月が経過したところで
一気に載せ替え作業を開始です
真っ黒けっけで見た目は超汚いですが調子のほう大変良好なエンジン&オートマ
ですKV3の後期オートマは希少なので念のため他にも部品を取りまくって
在庫しておきます
※ サンバーKV KS の新品部品は最近特に廃盤になった物が増えてしまったようで、ディーラーから出なくなってきていますので要注意
それからとりあえずは細かい所まで綺麗に洗い、オイル漏れや不具合箇所の
総点検オイルフィラーキャップが割れてますが、これはエンジンが重すぎて
台車からゴロゴロと落ちてしまった時にバキッと割ってしまいました
お次は休む間もなくクラシックのほうのエンジンを降ろします連日この猛暑
なのでいくら降ろしやすいサンバーとはいえ熱の籠った工場内での連続作業
は結構ハードで疲れました毎日暑すぎ
エンジンとオートマ、2台並べてよく見比べ点検し、良いとこ取り組み替えして
ひとつにしていきました
この作業もけっこう時間と手間のかかる細かい事なのですがまぁ仕方ない
頑張って何とか完了です
続きはまた
GSX-R400 GK71B 車検整備とお引き渡し
懐かしの80sレーサー GSX-R400 貴重な当時のカスタムパーツ多数付き
エンジン好調なのですが、片側のキャブがオーバーフロー気味なので、これを機に
オーバーホール また、遠方へ自走で帰りたいというお話なので,道中トラブル無い
よう他箇所もしっかり点検整備です(長期保管車なので長距離自走かなり心配)
とりあえず外観は問題ない雰囲気で綺麗な感じですが、、
開けてみるとやはり小さなゴミなどチャンバー底部に溜まっていたり
ガスケットはカチカチでへばりついています
そして驚いたのが、、左キャブのチョーク時に燃料を吸う
真鍮のノズルが付いて無い なんで
点検したところ根元から折れてしまって無くなっています
本当だと中古の程度良いボディーに交換するのが良いのかも知れません
が、とりあえず片側はチョークが効くのでここはこのまま様子見。
気をとりなおしてまずは分解&洗浄を開始洗い始めるとなんだかんだ
やっぱり結構汚れていますね頑張らねば
キャブレターOHキットを組み込み、油面調整(3時間近くかかった)
最後はエンジンに取り付けて同調もしっかりとってオーバーホール
は完了何かスムーズに作業終わったふうに見えますが、
大変苦労した箇所あり下の写真の赤丸印してあるニードルバルブ
コレ取り外すだけで油面調整よりか時間かかってしまった超固着最悪
ガッチリ食いついていてボディー傷めないよう無理せずに慎重に慎重に
作業していたらあっという間に数時間もゥ諦めるか。。と思った矢先に
少し動いてくれて何とか取り外しに成功あ~コレ本当しんどかったです。
↑タイヤの山はまだあるのですが、、カチカチに硬化しているため
新品に交換(23年前のタイヤ付いてました)
しかしこのヨシムラのホイールはカッコいい~ 貴重品です。
ブレーキも前後パッド交換フルードも
錆びたチェーンも交換。スプロケも交換したいところでしたが、
純正は廃盤社外品も納品まで数か月かかるとのことで断念
エアークリーナーも純正は廃盤なので汎用品をカットして取付け
車検も無事取得できて先日お引き渡し完了
お買い上げ&車検整備のご依頼誠に有難うございました