今年の夏季連休は、山形県にある日本秘湯を守る会の3宿の温泉巡りに出掛けてきました。
が、2日目の三つ目の温泉は台風影響で断念。でも心行くまで温泉三昧を楽しめました。
昨年の夏季連休も、山形県の日本秘湯を守る会の滑川温泉 福島屋と姥湯温泉 枡形屋を巡りましたが、高速道路が大渋滞で倍の所要時間がかかり、登山を含めた予定が大幅変更に。
そこで今年はその反省を踏まえて、深夜出発することに。
北関東横断道、東北道で約300km先にある日本秘湯を守る会の一軒目、最上川の源流にある大平温泉 滝見屋での日帰り湯へ。
但し、お盆期間中は日帰り湯のランチ提供が不可とのことなので、米沢市にある米沢牛のお弁当屋の新杵屋でテイクアウトして持ち込むことに。7時から営業中なのでうれしいですね。
大平温泉の日帰り湯営業時間が9:30から。時間調整で米沢市内にある上杉神社に立ち寄り。
上杉神社は、旧米沢城本丸の跡に建立された神社で、戦国時代の英雄として知られる上杉謙信を祀っています。
隣接の松岬神社には、江戸時代中期に極貧に落ち込んだ米沢藩を立ち直らせた名君、上杉鷹山が祀られていて、名言「なせば成るなさねば成らぬ何事も成らぬは人のなさぬなりけり」の像と碑がありました。米国のJ・F・ケネディ元大統領も大変尊敬していたそうです。
そこから大平温泉の途中にあるトトロの森に立ち寄り。
推定樹齢1000年と言われている天然杉によりトトロに見えるスポット。隣接の果樹園でカップメロンをテイクアウトし、しばし観賞休憩に。カワイイ~♪
そして大平温泉 滝見屋へ。
トトロの森から手に汗を握る狭く片側切れ落ちた林道を走ること30分、進入禁止の駐車場に。
そこから急坂を下ること20分で源流の最上川沿いに建つ秘湯一軒宿の大平温泉 滝見屋に。
さっそく受付して日帰り入浴を。
渓流露天風呂は、ほぼ丸見えの男湯と、しっかり囲った女湯に分かれ、最上川のせせらぎを聞きながら、肌ざわりの柔らかく、つるつる感の温泉を楽しみました。紅葉時期に再訪しますね。
入浴後、宿玄関わきのベンチをお借りして、テイクアウトした弁当でランチタイム。
秘伝のたれで味付けした牛肉煮と糸こんにゃく煮をのせた元祖牛肉弁当と、牛そぼろと牛肉煮をたっぷりとのせた牛丼風の牛丼どまん中を、絶景と一緒に美味しく頂きました。
ランチを終えての帰りは急坂を30分かけて登り駐車場へ。林道も対向車なく無事に麓に。安堵
そして今宵の宿、日本秘湯を守る会の2軒目、新高湯温泉 吾妻屋旅館へチェックイン。
11年前に登った日本百名山西吾妻山の中腹にあり、標高1126mの秘湯。
日帰り湯営業はなく、5つの絶景露天風呂がウリで、さっそく貸切風呂と内湯に。
貸切風呂は樹齢300年の栗の樹を切り抜いた湯舟で、濁り成分の濃いお湯を堪能しました。
内風呂は男女対称の総檜づくりで、鄙びた風情があり、檜の香りに癒されながら寛ぎました。
部屋から見える兜山山系には台風の影響が迫ってきて、夕方には厚い雲が。
そして楽しみな夕食は米沢牛プラン。ステーキは赤身と脂身のバランスが丁度よく、地元の高畠酒造の赤ワインが進みました。睡眠不足気味だった一日を、秘湯の宿で癒すことができました。
そして2日目の早朝。
5つの絶景露天風呂の残り3つ、まずは滝見露天風呂に。目の前の滝を眺めながら至極の入浴。
次は根っこ風呂に。樹齢250年の栗の樹をくりぬいた丸形と長方形の湯舟。癒されます。
最後は眺望露天風呂。入浴しながら正面に望めるはずの兜山は、朝からの雨で真っ白に。残念
約小一時間、絶景露天風呂をすべて楽しんで朝食に。飾らない地元の料理が美味でした。
そして日本秘湯を守る会の会員スタンプを押して頂き、生憎の雨の中でチェックアウト。
当初の2日目の予定は、旅館駐車場脇からの西吾妻山登山道で天元台高原トレッキングを計画していましたが、登っても台風5号による雨で展望も効かないため断念。
さらに下山後に日帰り入浴を予定していた、日本秘湯を守る会3宿目の白布温泉 西屋も断念して、撮影だけして台風影響が少ないうちに帰宅することに。次回は宿泊で訪問しますね。
そして西屋の近くの土産店かもしかで、店オリジナルブランドの米焼酎や山形の名産品を購入。
帰路は、濃霧中の西吾妻スカイバレー経由で、桧原湖畔北にある会津山塩ラーメンの奥裏磐梯らぁめんやで早めのランチへ。雄国山ニッコウキスゲ登山の帰路訪問以来6年ぶり。
記帳して約1時間強待って、会津山塩チャーシューメンと、今回は味噌ラーメンを。山塩は、あっさりながらもコクが深く、太ちぢれ麺と柔らかなチャーシューとの相性が抜群。一方の初食の味噌もコクがあり塩に負けない旨さでした。ごちそうさまでした。
2日間にわたる長い記事にお付き合い頂き、大変恐縮です。
今年も、山形県の素敵な秘湯とグルメを堪能して、たくさん癒されました。
さて、台風5号に続き、6号7号も発生したそうで、皆様充分注意をしてお過ごしくださいね。
~いつも訪問下さり、ありがとうございます~