金曜日は大雪警報がでて、我が家も久しぶりの雪景色となりました。
そんな中、日本が誇る世界最強クライマーと言われた山野井泰史氏のドキュメンタリー映画を見たくて、いつものシネマテークたかさきへ。
その映画は、世界の巨壁に「単独」「無酸素」「未踏ルート」で挑み続け、クライミングの歴史にその名を刻み続けた日本人クライマー・山野井泰史の足跡ドキュメンタリー映画「人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版」。
2021年には登山界のアカデミー賞といわれるピオレドール生涯功労賞をアジア人として初めて受賞した山野井氏。その壮絶なクライマー人生と、その生き様を改めて知ることができました。
彼の数々の偉業と併せて一番心に残ったのは、今は亡き彼の母親です。
高校卒業後の進路で進学も就職も決めないため学校から呼び出された彼の母親は「好きなことをやらせてあげたい」と。そして卒業後、すぐにヨセミテで技術を磨き、世界へ羽ばたきます。
また2002年ギャチュンカン登頂後の雪崩滑落で、凍傷で手足の指10本を失いながらも奇跡的な生還を果たしましたが、その入院先で息子の妻に「もう好きな山を諦めちゃうのかな」と。
子供には危険なことをさせたくないというのが一般的親心ですが、子供の夢を信じて全力で応援してあげる・・・なかなかできないことですね。この母親あっての山野井氏だと思いました。
そして山で多くの仲間が亡くなった中で、なぜ自分が生き残れたかの問いに山野井氏は「自分の実力以上は絶対しない。そして自分は山登りの技術以上に安全の能力が備わっている」と。
冒険と無謀は紙一重にみえますが、彼は明確に一線を引けるスーパークライマーでした。
たくさんの感動を胸にランチへ。
今回は映画館から西へ700m先にある、おしゃれな店構えのイタリアン料理エ・ヴィータで。
本日のランチは2種類あり、パスタプレートランチとカレーランチをそれぞれ注文。パスタは3種選べるのでアラビアータを。それにピスタチオのジェラートとコーヒーを追加で。
アラビアータは食べやすい適度な辛さ。カレーはターメリックライスを挟んでチキンカレーとモロヘイヤベースのグリーンカレーが盛られ、辛さとマイルドを交互に頂きました。
そしてランチ後、5km西にあり高崎観音様に隣接する高崎染料植物園へ。
JR駅からハイキング「高崎観音巡り」で訪問以来4年ぶり。前日の雪が残る中で福寿草を愛でようと。ほかにろうばい、紅白の梅などを愛で、春はすぐそこまでを感じることができました。
~いつも訪問下さり、ありがとうございます~