こんにちはこんばんはヽ(○・▽・○)ノ゛
あなたの「ありのまま女神」を呼び起こす、
リリス研究家 兼 マルチクリエイター
武田ユリカです
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前回までのあらすじ。
「人生を変えたい！」と思いながらも、
会社を辞める勇気がなかった31歳の頃。
ある日突然、
いわく付き(※個人の感想です)の部署へ
異動の辞令を受ける。
「来年には留学したい」と思いつつも、
覚悟が決まっておらず、
異動了承の返事をしてしまう…！
この先のことを考えたら辛くて仕方ない。
そんな思考がグルグルしていた時、
頭の中で誰かがささやいた。
『いや、、これって、、、
むしろチャンスなんじゃない？』
「期限は１週間！迫る人生最大の選択！」
『むしろチャンスなんじゃない？？
だって異動を断れば、
会社を辞められるってことでしょ？
“今の部署が忙しいから“。
“リーダー的ポジションを勤めてるから“。
そう考えて、
“辞めるなんて言えない“
って思ってたんでしょ？
でもどうせ今の部署を抜けるなら、
もうそれは関係なくない？？
これはさ、
カミングアウトするチャンスだよ。
留学します。だから異動は出来ません。
そう言えばすべて解決するじゃない！』
今書いてて気付いたんですけど、
これは私がこう考えたというよりも、
こんな趣旨の概念が流れ込んできた、
という表現の方が近いです。
突然ザザザーーッ！と流れ込んできて、
私は瞬間的に趣旨を理解した感じ。
今にして思えばちょっと不思議な体験ですね。
いわゆる魂の声を聞いてた感じかも。
この言葉を受けたとき、
私の心は一瞬フワッと軽くなりました。
気が楽になったんです。
でもその後すぐに、
「いやいやいや！」と打ち消しました。
「何考えてるの！？
そんなの無理に決まってるじゃん。
だってもう部長にわかりましたって
返事しちゃったじゃない。
部長に返事したってことは、
異動先の部長にも会社にも、
それが伝わってるんだよ？
１度返事したのに断るなんて、
向こうにどう思われると思うの？
それに来週には部内会議で発表されちゃう。
それまでに両親を説得出来るとも思えない。
説得しないままでなんて絶対にダメ。
絶対に分かってもらえない。
こんなの非現実的な考えだよ。」
頭の中で思い切りまくし立てたら、
“その声“は何も言わなくなりました。
絶対に絶対にムリだ。
辞めるだけでも勇気がいるのに、
異動の辞令を断るなんて。
ましてや一度返事しているのに…！
昔も今もそうですが、
私はいわゆる「優等生」として
生きてきました。
校則/ルールを守る。
きちんと勉強/仕事をする。
人からの頼みは断らない。
上から言われたことには逆らわない。
当時の私にとっては、
「優等生」でいることが、
唯一存在意義を感じられること。
だからそこから外れることが、
怖くて怖くて堪らなかったのです。
それから約１週間ー。
“異動“の話は両親にも友だちにも、
誰にも言うことはありませんでした。
「とりあえず異動の話は受けよう…。
留学のことはそれから考えれば良い。
12月に異動して(※当時10月)、
数ヶ月間は何とか頑張って、
それから春くらいに話をして…」
留学はしたい。
でも波風はどうしても立てたくない。
今から考えるとメチャクチャですが、
当時の私はそんなことを考えていました。
モヤモヤする気持ちを宥めながら、
何とかその方向で自分を納得させようと
していました。
ところがそんな時に、
“とある言葉“がまた頭の中に流れてきます。
『と言うかさ、
本当に春に辞めますって言えるの？』
「…何とか頑張る」
『今も言えない人が、
異動して数ヶ月で辞めるって本当に言える？』
「…それは…」
『よし、じゃあちょっと想像してみようか。
今から半年後…来年の4月ね。
異動したとしてよ。
あなたはどんな風に過ごしてると思う？
どんな気持ちで仕事をしてるかな？』
＊
そう言われて想像した私の脳裏には、
１人でポツンと仕事をしている自分が
浮かび上がってきました。
周りには誰もいません。
１人でパソコンに向かっています。
脳裏に浮かんだ私の姿は、
ひどく疲れきっていました。
ようやく慣れ始めた仕事を１人でこなし、
そしていつ辞めることを言うか、
その瞬間も悶々と悩み続けている。
いえ、その浮かんだ私は、
もう諦めてるようにも感じました。
人生を諦めきって、
ただ鬱々とロボットのように仕事をしてる。
でもそんな様子とは裏腹に、
心には分厚い雲がかかったよう。
その胸の苦しさが、
妙にはっきりと感じられたのです。
そして、
そんな様子の自分を察知して、
ものすごくゾッとしたことを覚えています。
「私、このまま行ったら絶対ダメになる…
ダメだ…異動しちゃダメだ…！！
辞めるなら今決めなければ。
今、断らなきゃ…！！」
「よく会社を辞めるって決断出来たよね。
どうやって決心したの？」
「辞めて留学して、
その先のことは考えなかったの？」
人からはよくそう聞かれます。
当時はものすごく悩んでいたけれど、
「どうやって覚悟を決めたの？」
と聞かれると正直それはあいまいです。
ただ、
あの時に想像した半年後の自分に、
心の底から危機感を感じたこと。
あの想像をしたことで、
自然と心が決まったように感じています。
あれだけこだわって悩んでいた、
「両親を説得してから会社に言う」ことも、
その瞬間からどうでも良くなりました(笑)
そのくらいリアルな想像だったんですよね。
もう辞めるって“決めた“んだから、
まずは早く会社に断る方が先だな、と。
妙に冷静になりました。
＊
とは言うものの、
「やっぱり異動は出来ません」
と部長に伝えるのはものすごく怖かったです。
でも絶対に後には引けなかったので、
自分の気持ちをたくさん整理して、
たくさんシミュレーションもしました。
そして部長に話をする前日。
私のことをよく知っていて、
職場で最も親しかった後輩に、
すべてを打ち明けました。
どういった反応が返ってくるか、
話すまではとても怖かったけれど、
「彼女には先に伝えなければ！」
と何となく感じていたから。
そして結果的には、
彼女は100%賛成してくれて、
その事で気持ちも落ち着き、
翌日部長に伝える時も、
こっそり応援してくれて、
それが心の支えになりました。
だから実際に部長と話している間は、
自分でも驚くほど冷静でいられました。
部長からの根掘り葉掘りの質問(笑)にも、
臆することなくすべて打ち返し、
その後も会社では揉めることもなく、
スムーズに翌年春には退職しました。
実は会社に退職を伝えた後、
また１つ大きな事件があったのですが、
それはまた次の機会に。
(家関連の話です)
さてという事で、
私が正社員を辞めたときのストーリー。
いかがだったでしょうか？
次回は「後書き」として、
少しまとめてみたいと思います。
良ければ次もお付き合いくださいね(^^)
最後までお読みいただきありがとうございました
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