一流企業で奮闘するキャリアウーマンの卵 | 結婚情報ブログ

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sada27さんに描いて頂きました!

皆さんも是非、描いて頂いてみては
どうでしょうか?(=´∀`)人(´∀`=)

「ネットに写メを載せるのは怖い...
でもアクセス数を伸ばしたい」
「カップルで思い出として」
「結婚するお知り合いの方に
プレゼントとして」
などなど...

もちろん、カラーやセピア、
この画像のようにモノクロもOK!

お顔だけでも、全体図でもOK!

バリエーションも沢山ありますよ♡


詳細が気になる方はMessageをどうぞ!


一流企業で奮闘するキャリアウーマンの卵と、ロッカーの夢破れて気付けば30歳になっていた中小企業の制作マン。お見合いから始まった不思議な一日の顛末は…。
バブルの崩壊は家族観、結婚観、男女観、他人との距離感においても転換期だったことがわかる。その意味で「どこまでが優しさでどこからがお節介なのかわからない」という台詞は象徴的。もったいぶった態度も芝居がかった仕草も当時としては自然だったのだろう。しかし、見合いを薦める親族関係の粘着質、男性中心で薄っぺらな一流会社員たち、そしてやたらと雰囲気に怯える主人公カップルなどがもういちいち鼻に付く。
ただ、彼らが徘徊する東京の景色はよい。街映画としてはいい線行ってると思う。

監督の榎戸耕史は『太陽を盗んだ男』、『さらば箱舟』、『台風クラブ』で助監督を務めているそうな。凄いラインナップである。
本作は、我が国が景気の良かった頃にやたらと流行った雰囲気映画。登場人物の言動や悩み、こだわりがいちいち軽い。
日本人が、自分達の来し方から目を逸らして背伸びしていた頃の、地に足の付いていない軽佻浮薄さが、そのなかで子供時代をやり過ごしてきた世代にとっては忌々しい。
大型書店で愛国フェアなどが開催されている現在の、前近代へ向かってまっしぐらな世相から振り返ると忸怩たるものがある。

印象的だったのが、様々な場所で夜を過ごした二人が迎える夜明けの描写。
素敵な夜明けは充実した夜がくれるご褒美であって、そのあたりを的確かつ繊細に描き出している。
『ONCE ダブリンの街角で』の、徹夜レコーディングの後のドライブのような清々しさがある。
東京の撮し方も美しく、やはりその辺も含めて優れた「雰囲気」映画なのかもしれない。