見に来て欲しい」と電話が入りました。
現場について給湯側の蛇口を開けて
浴室、洗面所と調べていきました。
ガス給湯器のリモコンでは60℃に設定してあるのですが
そこまで上がらず、温度もムラがあるようです。
次に流し台を調べようと混合水栓を見て私は ん!と
気になることを発見しました。
それはデッキタイプの2ハンドルの混合水栓ですが
吐水口に食洗機用の分岐水栓が取り付けてあるのです。

以前は給湯側のハンドルの下に取り付けられて
いたのですが古くなったので新しく混合水栓を取り替え
今度は分岐水栓が給湯側に取り付けできず
このような取り出しになったようです。
この分岐水栓で吐水口の水を出したり止めたり
できる構造になっていて、お客様は両方のハンドルを
開きっぱなしにして分岐水栓のハンドルで操作されて
いました。
そう、原因は両方のハンドルを開けっぱなしにしていた
ために、浴室の蛇口を開けたときに、この流し台の
混合水栓から水がお湯側の方に逆流していたのでした。
私はつい最近にもこのタイプの分岐水栓で説明不足で
同じような現象が起きた経験がありましたので
お客様に面倒でも水側のハンドルは使わないときは締めておくように
伝え帰りました。
この、逆流現象は盲点でもあり
水道屋泣かせでもあります。