yyy-projectのブログ -18ページ目

東北について考え続ける建築家

東北について考えている建築家がたくさん居る。
いい事だ!

今の建築家。優秀な日本を代表する建築家。しかもプロフェッサーアーキテクト。
つまり、研究者。

は、この事態に何をしているのか。今回のシンポジウムでよく分かった。

瓦礫を撤去し町は更地へ。避難所から仮設住宅に入る避難者。
まずは仮設住宅。
仮設住宅に対する否定を訴える。そして提案。
さすが、影響力があるので国交省経由で提案が少しずつ通る。

そして更地になってしまった土地の計画案を皆でアイデアを出し合う。
ヒアリングして調査して、都市計画のアイデアを出す。
これが通るかどうかはこれからの話。

今はここまでだと。

大変勉強になりました。


が、しかし、我々庶民からするとエリート集団が出来るのはココまでなんだと思いました。
3ヶ月でここまでしか日本を世界を代表する建築家は学生の協力を得て、ここまでなんだ。

ある意味、想像の範疇である。むしろサプライズ感はゼロである。
やっぱりそうか。所員や学生の調査報告や提案の集積を分析し発表。ブラッシュアップやガイドラインの決定。つまりいつもの建築設計の流れと同じ事じゃないか。ここは。今は。そうじゃないだろ。


僕らのような影響力の無い建築士は引き続き物資の支援や募金。窓を開けられない地域のエアコン設置検討ぐらいしか出来ていないが、上記の建築家達とは違うベクトルで進んでいる。もっと目に見える行為を。それぞれの役割を果たす事がもちろん大切。


もう一つ。
人災である原発問題はノータッチだった。いいの?ノータッチ。
マジか。

津波の被害跡地提案は最高のモチベーションで進むのに。原発は全く触れない。
マジか。

最近入ったプライベートな情報で、コンデンサーが高濃度で撤去したいが出来ない状況。
だれも引き取らない。
たぶん空気が集められるので高濃度化したのだと思う。
この問題はいずれ東京でも起こるのではないかとゾッとしている。

廃棄出来ない状況。

次の問題である。


エリート建築家の原発に関する論文読みたい!!