学校で「子供が生まれる奇跡の確率」という勉強があるそうです。
まったくもって、納得なわけで。
全日本で優勝(日本一になる)できる確率は?
そんなバカなことを考える人はいないと思いますが、私はMR-S Rally Car Projectを立ち上げるときに計算してみました。
日本の総人口は1億2千7百万人
・そのうち大人になったら・・・と夢を見て行動はじめる子が1/4居るとして3千2百万人
・学校を卒業するまでにまだ夢を追い続ける人がクラスに一人(約1/40)居るとして80万人
・大人として生活始めて、それでも夢を追い続ける人がさらに1/10居るとして8万人
・競技の世界で挫折を味わったり、それでも前を向き続ける人が1/100として800人
・経済的な困難や、周囲の反対、不理解があっても、それでも前を向き続ける人が1/50として16人
・全日本の実力、現実を知り、それでも前を向き続ける人がその1/2居るとして8人
・そして、前を見続けて実際に頂点に立つ人が・・・・1人
とってもとっても大変な数字で・・・
でも、そんな・・・諦めの悪い挑戦者に、応援してくれる人達が
1人・・・また1人と増えて・・・チームができ、スポンサー様が協力してくれて・・・。
その確立はだんだん高くなる!
潤沢な状況では無い。抱えた苦しさは変わらない。
でも、協力者が居る事は力になる。
つらい現実に挫けそうな事だってしばしばあるけど、前に進む力になる。
全日本で戦うには、運転技術を磨くだけでは駄目だ。
僕のチームMR-S Rally Car Projectは、全日本ラリーチームの中で最小体制だ。
ドライバー、コドライバー、サービスメカニック、マネージャーの4人しか居ない。
でも、ピンチの時に声を掛けてくれる他チームの人たちや、工具を貸してくれたり協力してくれる人がいたり、セッティングの悩みを聞いてくれる先輩方がいたり。これも大きな武器だ。
厳しい状況でも、毎年出続ける事で覚えてくれて声を掛けてくれる人が増えた。
声を掛けてくれる観客の方も居る。沿道で手を振ってくれるだけで嬉しい。
SSでタイムを落し、気落ちしている時など、「MR-S!頑張って!」と声を掛けてもらえると、よし!
次のSSこそは!って気合が入る。
何年もラリーを走って見えた事は・・・
本当に多くの人に支えて貰っているという事だ。
MR-Sで全日本ラリー参戦最後の1戦
数年前に比べて、その確率は大きく上がって来ている。最良の結果を残していこう!