最新の記事一覧 月別記事一覧 テーマ別記事一覧ワインレッド ひそと熟れたる 郁子を割り 四十七年の 実り 思ほゆ巴川イロハ紅葉は五分のころ一服の茶に老い人の背は好きなだけ 採れと言う友 ユズ胡椒 ジャムなどにする 知恵などないよ朗らかに心ひらきて酒酌まんひとり旅路に出会いし人とにぎわいてきらめく黄色この夏のひかりを放て寒がりの身へうす紅の花開きつつほそき葉にヤマラッキョウのしたたる光朝の日のこの日このとき四つ足が宙に浮かびて我へと走るライオンの 横にきゃぴきゃぴ 跳ねている 白いうさぎが ぴょんぴょんじゃれるほんとうは味噌汁がいいそんな朝心模様はグラデーションスーパームーン朝の始まり名残りまで大きく包みやさしく守るTシャツをたたむ暇なく赤き実はわずかな秋を見つめてゐたり東は おごそかにして群雲を裂きて染めたり今、陽がのぼる鈍空にふたつの虹を見つけたりなにか良きことありそうな朝なぜかまた そうじゃないのを 頼んでる 昔のままに 中華の店で久方にともに歩める寒き朝口にて体を温める妻穏やかなごとき孤独に願うのは 残りし時と肥えた黒土呼び戻し 肘にかへりし 放(ほう)鷹(よう)の 爪は鋭く 眼光きらり丸々と 熟れてひらいた あけびの実 ついばむあとの 鳥のおこぼれ藤袴のあえかの花のうすべにに旅する蝶の羽ふるはせり犬猫が 微妙な距離に 食事あと 朝の日浴びる あんにゅい瞬間(とき)よ<< 前ページ次ページ >>