◆爺の会社です
腰上整備を果たしたものの
調子の出ないセロー
元々、PWK28を入れたらセッティングが出なかったことから
『きっと、どこか悪いんだ』と思い込んで
ボーリング、バルブすり合わせを行ったのが取っ掛かり
整備前は、
MJ #110
SJ #25
JN N5HG-1
一般的な(ネットで拝見した、諸先輩方の)セッティングよりも
明らかにウスイ
にもかかわらず、まだ濃いような症状が出ていた
バルブステムは痩せていたし、
シールも劣化・硬化・すり減りが見られた
新品のバルブとステムシールを組んで、
シートカットと擦り合わせ
更に、0.5mmボーリング・OSピストン
これで、オイル上がり/下がりは解消したハズ
カムチェーンも、スライダーも新品に交換して、
バルブタイミングもバッチリ
コイルも問題無し
プラグも新品
あとは、キャブセッティングで絶好調になるハズ!
フロートが割れて、エンジンストールを起こしたが、
もし、以前から割れていたのなら、気づいていただろうし、
もっと早くオーバーフローしていただろう
フロートを交換すれば、
不安要素から除外できるハズ
それ以外の症状をまとめてみた
1.冷間時、チョークを引かなくても始動する
2.スロットル全閉~急全開で、一瞬ストールしかける
3.暖気後、チョークを引くとエンスト
4.アイドリングは安定
5.黒煙を吐いている
1、3、5、は、濃いことを示しているが
2.は薄いときの症状
よく考えると、5は、ウスクても発生する場合がある
(不完全燃焼)
1と3は、全閉(アイドリング時)の症状だ
PWKには、パイロットジェット的な、
燃料供給穴があり、
4STに使用するときは、塞ぐ人が多いらしい
ウチのセローでも、当初は塞いでいたが
https://ameblo.jp/ypf88008/entry-12473360743.html?frm=theme
低開度でのつながりが悪いので、
元に戻した
https://ameblo.jp/ypf88008/entry-12485629663.html?frm=theme
整理すると、
PWKをセローに使った場合、
低開度(SJ領域よりも下の開度:全閉)だと、
オーバーリッチ傾向が強い
アイドリングが長いとカブルのは、
これが影響しているのかも
対策として、スロー穴を塞ぐ人が多い
副作用として、低開度でのつながりが悪くなる
うちのセローでは、(整備前)如実に悪影響が出た
ということは、SJは、もう少し濃くした方が良い結果が出そうだ
それでアイドリング時に不具合が出たら、
そん時に考えればいい
よしよし、仕事中に、有意義な考察ができた