こんにちは!
最近は雨が降る日も増えましたね💦
そろそろ関東も梅雨入りでしょうか?
さて、コロナウイルスのワクチンも
少しずつ接種が始まりましたね

なので今回は、混合ワクチンについてお話したいと思います!!

細菌、ウイルス、寄生虫などから身体を守る
抵抗力のことを「免疫力」といいます!
この免疫のしくみを利用したものが
「ワクチン」です。
ワクチンとは、ウイルスや細菌を弱らせたり殺菌(無毒化)したものを接種することでそれらに対する抵抗力(免疫)をつくり病気の発症を予防したり、重症化を防いだりするものです。
犬ちゃん、猫ちゃんの接種する混合ワクチンは
1本の注射の中に複数の病気を予防するワクチンが混ざっています。
当院では、犬:5種、8種
猫:3種の混合ワクチンを取り扱っています。

母犬(猫)の初乳に含まれる免疫(移行抗体)がなくなる生後2〜3ヶ月くらいから感染症などの病気にかかる危険性がでてきます。
この移行抗体を持っているときは、病気にかかりにくいという利点もありますが同時に混合ワクチンを接種しても十分な効果が得られない可能性もあります。
そのため、2〜3回混合ワクチンを正しい時期に接種することが重要となります。
それ以降は、1年に1度のワクチン接種で免疫力を維持していきます!

接種後30分程で起きる「アナフィラキシーショック」(虚脱、尿失禁、呼吸困難など)や接種後2〜3時間経って起こるアレルギー反応(顔面腫脹、痒み)があります。
また嘔吐や下痢、食欲や元気の低下、接種部位の痛みや腫れの症状が出ることもあるので様子がおかしいと感じたら病院にご連絡ください。

副反応が出た場合にすぐに対処出来る様、
予定のない日や午前中に接種することを
お勧めします。
特に接種後数時間は副反応が出やすいので
よく様子を見てあげてください!!
また、食欲元気があり嘔吐や下痢などの消化器症状がない体調が良い日に接種することも大切です

夏季は、短頭種や興奮のしやすい子はなるべく涼しい日に来院するか保冷剤などでクールダウン出来る工夫をしましょう

接種後は安静にし、激しい運動やシャンプーは控えるようにしてください!

ワクチンには種類がありますが、当院でも扱ってる5種ワクチンと8種ワクチンの大きな違いは犬レプトスピラ症を予防するかどうかになります。
主にネズミのおしっこを介して犬レプトスピラ症に感染します。
都心部での症例は少ないですが、森や山など自然豊かな場所にお住まいの方やキャンプなどアウトドアによく行かれる方は8種混合ワクチンをお勧めします。
また、年齢や生活環境によっても変わるので迷われている方はご相談ください。

また、当院ではその病気ごとに免疫力が十分にあるか(ワクチンの効果が残っているか)
調べる「ワクチチェック」という検査が可能です。もしワクチン接種に不安がある方はご相談ください

