☆とあるお話 | 「心に火を灯す」堀向勇希オフィシャルブログ


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母が認知症になった。

施設には入れずに、自宅で介護を続けてきた。

施設の見学には行ったが、 母をそこに入れることが不憫に思えた。

3年後。 懸命な介護にもかかわらず、母の認知症は進んだ。

その頃には私も介護に疲れ、少しのことでイラつくようになっていた。

ある日、家の庭に野良猫がやってきた。 母は猫を指差し、「あれは何だい?」と訪ねてきた。

私は「あれは猫だよ。」と、少し冷たく答えた。

母は1分もしないうちに私に訪ねた。

「あれは何だい?」

「母さん。さっき言っただろ?あれは猫だよ。」

私は少しイライラしていた。

母はまたすぐに言った。

「ねぇ、あれは何?」 私は感情にまかせて母を怒鳴った。

「母さん!何度も言ってるだろ!あれは猫だよ!!分からないの!!」
母は恐れるような眼で私を見つめ、それからは黙っていた。

その後すぐに、私は母を施設に入れることにした。

母の荷物をまとめるために部屋を整理していると、古いノートが何冊も出てきた。

パラパラとめくって中身を見ると、それは母の日記で、 私を産んでから数年間、毎日のように書かれたものであった。

私はハッとした。 それを読んでも母を施設に入れる気持ちは変わらないと思ったが、 なんだか申し訳ない気持ちになって、なんとなく読み始めていた。

内容はありふれたもので、 『私が初めて〇〇をした。』というようなことがほとんどであった。

私は大した感動をすることもなく1冊目を読み終えると、 2冊目の日記を読み始めた。

6月3日。 もうすぐ4歳になる息子と公園に行くと、 1羽のハクセキレイが目の前に飛んできた。

息子は「あれは何て言う鳥?」と、 私に何回も何回も訊いてきた。

 私はその度に 「あれはセキレイって言うんだよ。」 と、言って息子を抱きしめた。

何度も訊いてくれることが、 私をこんなに穏やかにしてくれるなんて。

この子が生まれてきてくれてよかった。 ありがとう。

読み終わった私の目には涙があふれ、 母のもとに駆け寄り、 やさしく抱きしめながら泣きじゃくった。 母は、そんな私をただやさしく撫でていた。



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