林裕子先生の南天のとんぼ玉 | るりのつき

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日々感じたこと、趣味などの他、大好きな硝子作品や、とんぼ玉について書かせていただきたいと思います。

とんぼ玉作家の林裕子先生が、初めて新宿伊勢丹さんの着物売場の近くで


小暮紀一先生とのご夫婦による作品展を開催された年の夏、


林先生のブログでそのことを知り


わたしは、新宿伊勢丹さんに足を運びました。


会場内をゆっくりと回っていると、


林先生が、できあがったばかりの作品だと仰って


「南天」のとんぼ玉を取り出して見せてくださいました。


もともとわたしは、縁起を担ぐ方なので、


晩秋から冬にかけては赤い実のなる木がたくさんありますが、


古来より、


「難を転じて福となす」と言われている南天が


大好きでした。


「南天」に関しては、「南天豆知識」というサイトを下記より


ご案内いたしますので、是非、ご覧くださいませ。


   ダウン




http://nanten-lab.jp/knowledge/






林先生が出してくださった南天のとんぼ玉は、


縞模様の白地に、南天の枝には、金粉が使われて


きらきらと柔らかい光沢を放っています。


そして、南天の実は、、赤い実だけではなく、


赤黒い実や、赤くなる前の橙色の実も木の枝になっています。


そして、その赤い実達は、それぞれつやつやとした光沢を持ち、


美しい色どりで見ていたわたしを魅了しました。


葉も一枚一枚黄緑色の葉の上に茶色い色を薄く載せてあります。


この作品に一目ぼれしたわたしは、ほぼ即決で


この作品を購入させていただくことに決めました。





南天のとんぼ玉アップの画像



お仕立ては、林先生のブログで見て憧れていた


正絹のお紐でお願いすることにしました。


とんぼ玉に合わせて何色か林先生はお紐をご用意されていらっしゃいました。


お仕立てのお紐を選ぶのは、初めてのことでしたので、


色とりどりの美しい正絹のお紐の中から


中々どの色がいいか選ぶのが難しく


林先生にこのとんぼ玉に合う正絹のお紐の色を選んでいただきました。

(林先生は、正絹だけではなく、他にもお仕立ての材料を


いろいろご用意されていらっしゃいます。)





南天のとんぼ玉と正絹お紐の画像




「南天」のとんぼ玉に選んでいただいたのは、


三色の正絹が組まれたお紐でした。


エンジ色と、黒色と抹茶色のお紐です。


さすがに、林先生は、お仕立てをいつもなさっているので


パパッとこれっ!とすぐ決めてくださいました。(笑)





南天のとんぼ玉のお仕立て画像


できあがってきた、「南天のとんぼ玉ネックレス」です。



この美しい「南天」のとんぼ玉にとても合うお紐を選んでいただいた



ことに、とても感激しました。



わたしは、こういう季節を感じさせる作品は、その季節に合わせて



身に着けるようにしていますので、今が丁度その季節です。




南天のとんぼ玉に使われた正絹のお紐の画像


上の画像で見ていただくとわかると思うのですが、


正絹のお紐のアップです。


お紐に三色のお色の正絹が組まれていることが


わかると思います。


作品を購入した後、林先生に色々とお話しをお伺いする機会に恵まれました。


その時、


特にわたしが惹かれた作品は、「西域」というタイトルが冠された


総ビーズ仕立てのネックレスでした。


色々な種類のビーズを組んでご制作された作品は、まさに圧巻の一言でした。


本当にここまでの作品になると、親が子に代々伝える作品です。



林先生と、小暮先生のご夫婦展が美術画廊などで開催されることが


多いのも、うなづけます。





会場内の色々な作品を見せていただいて


わたしは嬉しくてその後「南天のとんぼ玉」を抱きしめるようにして帰路につきました。


後に、通販で林先生の「戦国玉のとんぼ玉」を購入させていただいた時、


小さい南天のとんぼ玉ストラップがついてきました。


(戦国玉のとんぼ玉ネックレスのことは以前ブログに書かせていただきました。)


これで{南天のとんぼ玉」が大小お揃いだなあと、


とっても嬉しかったことをよく覚えております。


林裕子先生の作品を見ていると、本当に装身具としての粋を極めているなあと


といつも感動します。


また、工芸家、あるいはアーティストであるとともに、「職人」とも言える方であると


お話しさせていだくと感じます(*^-^*)




注・このブログに掲載されている画像は、作家様ご本人からブログに記載する旨を


許可をいただいていることをお断りしておきますす。