現代の国語⑦通信制高校〜レポート復習&独学〜【鍋洗いの日々】

通信制高校の現代の国語レポートの復習と、足りない部分の独学をします。


自己満足の復習と独学のまとめになりますが、参考になれば幸いです。


鍋洗いの日々 


問題

①「現実はそんなに甘くなかったのだ」とあるが、それはなぜか答えなさい。

 たとえ洗い場にいても、調理場にいる名人たちから話を聞き、調理を学べると思っていたから。


②「塩を入れてくる人もいた」とあるが、なぜ塩を入れてくるのか答えなさい。

 筆者に鍋に残ったソースの味を覚えさせまいとしたから。


③「頑固な職人かたぎが横溢していた時代」とあるが、どういう時代か答えなさい。

 自分の技能に自身とこだわりを持った職人たちが、大いに活躍していた時代


④「場数は踏んでいた」とあるが、「場数を踏む」の意味を答えなさい。

 経験を積む。


⑤「ショックだった」とあるが、筆者がそのように思ったのはなぜか答えなさい。

 以前働いていた店ではいいポジションについていたので、今回もいいポジションにつけると思っていたが、今のホテルでは洗い場に配属され、料理どころか料理人のコツを盗むことさえできないから。


⑥「焦りばかりが募った」とあるが、それはなぜか。

 洗い場から調理場へ行くためには腕を上げるしかないが、残ったソースを舐めようとするとげんこつが飛んできて、湯煎して置いてある料理を見ようとすると追っ払われ、洗い場も多忙を極めて、料理づくりの最前線に近づけないから。


⑦「小さくうなずいてくれた」とあるが、これはどういう意味か答えなさい。

 鍋に残ったソースを味見してもいいという意味。


⑧「必死の行動」とあるが、具体的にどのようなことか答えなさい。

 料理の染みが頑固にこびりついている二百くらいの鍋を、休憩時間にきれいにしたこと。


⑨「うれしかった」とあるが、その理由を答えなさい。

 各部署にある銅鍋の外側をきれいにしていた行動によって、先輩料理人たちの心を動かすことができたから。


⑩筆者がこのホテルで料理人として認められた理由を答えなさい。

 自分で考えて、休憩時間に鍋の内側だけでなく外側も磨くという行動を必死にしたため。

 

漢字

読み

①湯煎

②帳面

③心得

④幹部

⑤年功

答え

①ゆせん

②ちょうめん

③こころえ

④かんぶ

⑤ねんこう


書き

①ホウシュウを受け取る

②農家のキガイ

③タンレンを積む

④幹部のサテイ

⑤群雄カッキョ

⑥結婚ヒロウエン

⑦鍋をミガク

⑧弟をホメル

⑨武士のゼンセイキ

⑩ムシャ修行

答え

①報酬

②気概

③鍛錬

④査定

⑤割拠

⑥披露宴

⑦磨く

⑧褒める

⑨全盛期

⑩武者


意味調べ

最前線→もっとも直接的な仕事をする部署のこと。

〜ばかりが募る→時間が経つにつれて、あるいは特定の状況下で、感情や思いが高まること。

道が開ける→解決の方法などが分かってくる。 進路を妨げるものがなくなり、進みやすくなる。

謦咳に接する→尊敬する人に直接話を聞く。お目にかかる。

嚆矢→物事の初め。最初。

横溢→気力などがあふれるほど盛んなこと。

木っ端微塵→細かく粉々に砕け散ること。

何をおいても→最優先に。真っ先に。

〜に明け暮れる→そればかりして日をおくる。

腕を上げる→技術を上達させる。

腕を振るう→能力や技量を十分に発揮する。


筆者の考え・伝えたいこと

・誰かのために自分で考えて仕事をすることの大切さ

・自分自身を高めることの意義

・働くことの意味