100メートル走のタイムを言えない


喋ることが少ない体育でも、困ることがあります。


それは…


100メートル走のタイムを記録するとき。


私が中学生の時は、ストップウォッチを持っている先生からタイムを聞き、それを別の先生に伝えないといけませんでした。


さて、どうしようか。


1年生から3年生まで、私がどう乗り越えてきたのかを書いていきます。


まずは1年生のときです。


この年はラッキーでした。


入学から1ヶ月も経たずにタイムを測るため、私が喋れないことを知っている人は少ない中、知っている先生がタイムを記録していたんです。


その先生に「書いていいよ」と用紙とペンを渡されたので、自分で書きました。


もし知らない先生だったら伝えられないままだったので、本当にラッキーだったと思います。


次は2年生のときです。


私は2、3年と担任の先生が同じだったのですが、その先生が体育の担当でした。


同じように書かせてくれるかなと思っていましたが、コロナが流行っていたためか、指で伝えるように言われます。


先生「何秒?」


私(指で10を作る)


先生「次は?」


私(指で2を作る)


こんな感じです。


時間がかかってしまい、先生にも待っている子達にも申し訳なかったです。


次は3年生のときです。


3年生でも担任は同じですが、タイムを記録する先生は若い新任の先生でした。


あー終わったかな〜


しかし、ストップウォッチを持っているのは担任の先生。


どうにか担任の先生に察していただけないだろうか…


不安なまま走りました。


走り終わってタイムを聞きに行くと、担任の先生は「あ〜」と言いって少し考えてから、私にストップウォッチを渡してくれました。


先生「これを〇〇先生(記録係の先生)に見せな」と言いながら。


どうやらストップウォッチの予備があったみたいです。


ちょっと緊張しながら、記録係の先生にストップウォッチを見せました。


先生は不思議そうな顔をしていましたが、察したのか「あ、はーい」と言いながら記録してくれました。




こうやって思い返すと恥ずかしくなりますね。


タイムすら言えず、先生や他の子達に迷惑をかけていなんて…


当時の先生たちには感謝しかありません。


そんなこんなで、3年間記録を伝えられずにいましたとさ。