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トーキングロック誌上において、邦楽ロックファンなら胸躍る対談が行われた。
一つのニュースと言っていいと思う。
デビューの年は違っても(くるりは98年、アジカンは03年)、
同じ年に生まれ、バンドキャリアは結成から15年以上で、
今のロックシーンの中心的存在である二人の初めての対談記事。
くるりの岸田さんとASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤さんが並んで表紙を飾るトーキングロック10月号、ニューアルバムを出すくるりとアジカンそれぞれへのインタビュー記事もあり、両バンドのファンなら見逃せない内容になっています。
かつて彼らのようなメガネ男子に憧れ、自らも黒縁のメガネをかけていた僕にとっても見逃せない内容です。(今はレーシックで視力1.0です笑)
まだ読んでいない方のために、対談内容をかいつまんでご紹介。
●それぞれの音楽との出会い
岸田→出待ちの子が『崩壊アンプリファー』を焼いたCDをものすごい形相で「これを聴いてくれ!」と言って渡してきたのが最初のアジカンとの出会い。その後、レコーディングスタジオのロビーで「君という花」のビデオクリップが流れ、そこで初めてアジカンの姿を目にする。
後藤→元から好きで聴いていた。メンバーの喜多君がすごい好きでライブに誘われ、初めて観たライブが『ワンダーフォーゲル』(00年10月)が出た時のリキッドルームだったと思う。ライブに行ってハマって、最初に買ったCDが確か「春風」。今もすげえ好きな曲。素晴らしいですよ。
●不仲説について
岸田「本人ら同士は、仲良くも悪くもないよ!みたいな(笑)」
後藤「そうそう(笑)。だって、そもそもそんなに面識がないんだからという(笑)」
一蹴しています。そりゃあそうだ。
●二人が接点を深めることになったきっかけ
かつてアジカンが『NANO-MUGEN FES.』にくるりを誘ったが、スケジュールが合わなくて出られなかった。くるりが『京都音博』に後藤を誘った。ふらりと遊びに来てもらうような感じで『音博』に出てもらいたいなあ、でも出てもらうからにはちゃんとお付き合いさせていただきたい(という言い方も変なんやけど(笑))、そういう気持ちを直筆の手紙に書きつつ、飲みに誘った。その飲みの席で撮ったのが、ツイッターに投稿してRTされたあの写真。
岸田さんが後藤さんにシンパシーを感じているというくだりは、この対談記事のひとつのハイライトです。震災後の後藤さんの活動に心を打たれたとも語っています。気になった方は書店へ急げ!
●岸田さんの好きなアジカンの曲
岸田→親しくなってから聴き直した中で「サイレン」がいちばんカッコいいなあと思って。前まではね、「暗号のワルツ」がいちばん好きやったんやけど。
●互いに似ていると言われることについて
後藤さんが話したエピソードに爆笑。喫茶店で一人爆笑する僕に向けられる不審の目。誌面でぜひ読んでみてください☆
他にも、後藤さんが作詞の苦労や岸田さんの作詞の素晴らしさについて語ったり、岸田さんが後藤さんの活動からひとつ教えられた気分になったと語ったり、見所がたくさんある記事です。
明日はアジカンのニューアルバム『ランドマーク』のフラゲ日。僕もCDショップへ買いに行こうと思っています。