コーヒー・ブレイク
先日も申し上げましたように、今回の頭痛講座の目的は、「ベンゾの怖さ 向精神薬減薬の難しさ!!」でお悩みの方々に一つの示唆を与えることでした。ところが、1,2回ご覧になられただけで、ソッポ向かれているようです。最後までご覧頂けなかったようですので、ご覧戴きたい部分を最優先に掲載してきました。
その前に、「最近、新たに発症した離脱症状のお話」を抜粋して掲載させてもらいます。
私は現在、ベンゾジアゼピン系薬を減薬して離脱症状と戦っている、当事者です。私の事を、改めてご紹介いたします。私が本格的に、ベンゾジアゼピン系薬と本気で向き合ったキッカケですが、3月21日に、厚生労働省より催眠鎮静薬、抗不安薬、抗てんかん薬などとして使われるベンゾジアゼピン受容体作動薬やバルビツール酸系薬剤に対し、添付文書の「使用上の注意」の改訂を指示する通知を発表を受けて、このままでは私自身が壊れてしまう・・・そう感じて、「減薬は主治医と相談をしましょう」と書かれていたので、当時通院していた県立精神病院の主治医へ減薬の相談をしました。
主治医は、厚生労働省の発表など知らずに私に・・・「その発表は、東京の方で、違法に処方されている人がネットで販売するから、その注意喚起ですよ。」と言われました。そして、私は何故か薬の増量をされてしまったのです。
疑問に思い、次回の受診日に新聞記事を持参して、減薬の相談をしました。ところが、主治医は減薬するどころか私に「一生レキソタン(ベンゾジアゼピン系薬)を服用しなければいけません。安全な薬です。レキソタンを服用するのは、糖尿病の人や高血圧の人が一生薬を服用しなければいけないのと一緒です!」と声を荒げて言われました。厚生労働省の、「承認用量でも漫然投与で依存性がある」と言う発表は無視でした。
私は、主治医に対し強い不信感を抱き、転院することにしました。運よく、今の主治医は減薬に対し理解がある医師です。減薬スケジュールを立てて順調に減薬していました。
ところが、私の身体に異変が起こったのです。5月26日頃、朝起きたら目に異変が起きました。左白目に出血があって真っ赤になっていました。加え、眩しくて目が明けるのが辛いという状態になってしまいました。
私はすぐに近所の眼科に行って受診しました。出血は、網膜出血で原因不明との事で、心配ないだろうと診断されました。
眩しいのは、ドライアイでは?との事で、ヒアルロン酸の点眼薬を処方されました。しかし、日を増すごとに眩しさは増していき、2件目の眼科を受診しましたがそこでも「ドライアイ」と診断されました。
コンタクトを止め様子を見ていたのですが、とうとう眩しくて目を開けているのが辛くなり、室内でもサングラスなしでは生活できなくなりました。
勿論、仕事(就労支援)も行けなくなって1週間休みました。
ネットで調べると、ベンゾジアゼピン離脱症状の一つとして「ベンゾジアゼピン眼症(薬性眼瞼痙攣)」と言う症状があるそうです。
主治医に相談した所、やはりベンゾジアゼピン離脱症状の一種だとは思ってもいなかったようです。主治医は私と一緒に診察室で、インターネットで「ベンゾジアゼピン眼症」を調べ、治療方法を一緒になって考えてくれました。しかし、これといった治療方法は見つからず、再度ベンゾジアゼピン系薬を少し戻し、そこからまた少しずつ減薬していく治療で様子をみています。
その方法を取っても、羞明は治りません。主治医には、このまま様子を見て、ダメならば東京の専門医に紹介状を書くので、一度受診してみては?とアドバイス頂きました。
県立精神病院の、元主治医医は「一生服用しても安全!」と言って薬を増量していましたが、果たしてこのような事があっても尚「安全」と言い切れるのでしょうか?
私は、今「遮光メガネ」と言う特殊なレンズの眼鏡で生活をしています。これは、サングラスとは違い、眩しい刺激的な光を通さないレンズです。外出時には、遮光メガネの上から、色の濃い遮光メガネをしないと眩しくて外出できません。
外出用の遮光メガネ・・外出時に装着する遮光メガネ。普段装着している遮光メガネ・・普段用の遮光メガネ。ダブルで装着しないと眩しくて外出不可です。
こちらは、視覚障害?(身体障害者手帳取得者)なら自治体へ申請すると補装具費支給制度で購入できるメガネです。
しかし、ベンゾジアゼピン離脱症状の患者は、目に障害があると認められないので自費で購入するしかありません。遮光レンズは高価で、経済的に苦しい私にはとても痛い出費でした。しかし、この眼鏡なしでは眩しくて生活もできないし、仕事もできません。
そして、仕事も休んでしまったので収入も減ってしまいました。
そもそも眼科医も精神科医も、ベンゾジアゼピン離脱症状で、羞明症状が出ることがあるという事は知らないのが大半です。また、薬性眼瞼痙攣に対して、ボトックス注射治療があるのですが、専門ではない眼科医は、眼瞼痙攣は目に痙攣があるものだと思っていますので、私の様に眩しくて目が開けられないと言う症状にはボトックス注射をしてもらえません。
私は、これはもう、ベンゾジアゼピンの薬害と言っても過言ではないと思っています。また、私以外にもベンゾジアゼピン眼症で苦しんでいる人も沢山いる事を知りました。大半は、「ドライアイ」と誤診され長年苦しんでいる人がいます。
医師から処方され薬漬けになった我々には救済はありません!?
改めて厚生労働省へ「ベンゾジアゼピン離脱症状に苦しんでいる人」へ救済支援を求めます!
一連の離脱症状
ベンゾジアゼピン系薬の服用により身体的依存が形成されてから、用量を減量するか、断薬することによって生じる一連の離脱症状。その症状は頻繁に深刻な睡眠障害、易刺激性、不安と緊張の増加、パニック発作、手の震え、発汗、集中困難、混乱と認識困難、記憶の問題、吐き気やむかつき、体重減少、動悸、頭痛、筋肉の痛みと凝り、多くの知覚変化、幻覚、てんかん発作、精神病、インフルエンザ様症状、また自殺といった特徴があり、さらに、これらの症状は単純に直線的に着々と減少するのではなく、重症度が日々あるいは週ごとに変化し、一進一退することで有名です。
私達は、今後、どうすればよいのか
ベンゾジアゼピン系は、睡眠薬や抗不安薬の多くを占めるお薬の系統です。
脳のベンゾジアゼピンという受容体にお薬が作用することで、脳をリラックスさせるGABAの働きを高め、催眠や抗不安作用を発揮します。
このため、心療内科医、精神科医、一般内科医で広く処方されています。
ですから、こうしたベンゾジアゼピン系薬の一連の離脱症状を防ぐためには、不眠・不安を訴えて、医療機関を受診すれば、現在では必ず、こうしたベンゾジアゼピン系薬が処方されます。種類は異なっても、基本的にはベンゾジアゼピン系薬剤です。
こうしたお薬を少なくとも1カ月以上は漫然と服用しないことです。これは服用する側の注意点です。そして、処方した医師に必ず、服用上の注意点を確認することです。そして、薬なしでどのように対処すべきかを確認すべきで、これに答えられない医師は糾弾されるべきであり、このようなことを取り締まる法律を作るべきです。
現在では、「薬物療法」が最優先されているために、現在にようになっているだけです。 ですから、私達の「健康」を最優先に考える医療をおこなう必要があり、これに反する医師を厳しく処罰する法律を作らない限り防ぐことはできません。
現在では、製薬メーカー最優先の資本主義社会にあるわけですので、私達は「自衛する」しか残された方法はないと考えるべきです。
全世界では病気の90%は活性酸素が原因とされ、ほとんどの現代病は、「後天性ミトコンドリア病」と考えられています。
活性酸素はミトコンドリアがエネルギー産生を行う際に必然的に生み出されてくるものだからです。
ミトコンドリアは全身のひとつひとつの細胞の中にあってエネルギーを産生する働きを持っています。そのミトコンドリアの働きが低下すると、細胞の活動が低下します。
例えば、脳の神経細胞であれば、見たり、聞いたり、物事を理解したりすることが障害されます。心臓の細胞であれば、血液を全身に送ることができなくなります。筋肉の細胞なら、運動が障害されたり、疲れやすくなったりします。
ミトコンドリアの働きが低下することが原因である病気を総称して「ミトコンドリア病」と呼んでいます。多くは生まれながらにしてミトコンドリアの働きを低下させるような遺伝子の変化を持っている方が発症しますが、水や食生活、放射能汚染や環境汚染、有害物質の蔓延などや酸素不足などを原因として、あるいは薬の副作用などで二次的にミトコンドリアの働きが低下して起きる「後天性ミトコンドリア病」もあります。
この薬の副作用によるもののひとつとして、ベンゾジアゼピン系薬の一連の離脱症状があります。
こういったことから、後天的ミトコンドリア病の治療の基本は、食事・運動・生活習慣の改善にあります。
これを念頭において、気長に減薬を進めていくしかありません。そのためには、あくまでも理論的に・的確に・着実に進めない限り、根気が続かないことになりかねません。
ここでコマーシャルです
頭痛が気になったら・・
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