この最近の4,5回の記事は、これが最後、これが最後と思うが故につい肩に力が入ってしまい、言いたいことの半分も言えなかったことの繰り返しをしていました。
特に、最終の前回の記事に至っては、肩苦しい表現になってしまいました。
もう、これが最後です。ザックバランにイエバ・・・
「国際頭痛分類 第3版β版」とは・・
現在専門家は、頭痛診療および頭痛研究の絶対的な基準に、「国際頭痛分類 第3版β版」を定めています。この国際基準はもともと、現在の片頭痛治療薬のトリプタン製剤が開発された1980年代に、作成されたものです。その経緯は、いよいよ実地臨床に応用される前段階で行われる”治験”目的で、試験を行うための投与対象者を予め決めておいて実施しませんと治験そのものが成功しません。ですから、確実にトリプタン製剤が片頭痛に有効と思われる”症状”をもつ患者群を選別するための「診断基準」をトリプタン製薬メーカーとその御用学者は作成しました。
この基準が、現在の「国際頭痛分類 第3版β版」の前身である「国際頭痛分類 第2版」で、国際頭痛学会が作成したことになっています。
ですから、この国際分類で、片頭痛と定義された診断基準は、あくまでも”症状”をもとにして作成されています。このなかでも示されていますように、病理解剖学的所見、すなわち、片頭痛で死亡した場合にその死因を特定できる所見がないものとされていますように、他の一般的な病気・疾患とは一線を画しています。これと同様の病気として、真性てんかんがあります。このてんかんも病理解剖学的所見がありません。
西洋医学では、病気・疾患とは、死因を説明できる病理解剖学的所見を持っているものとされています。ご承知のように、西洋医学では、健康か病気かの2つしかありません。
西洋医学 健康 → 病気
東洋医学 健康 → 未病 → 病気
ところが、東洋医学では、健康と病気の間に”未病”という領域があります。ということは、「国際頭痛分類 第2版」で、片頭痛と定義した頭痛は、奇しくも、東洋医学でいう”未病”の領域に位置するものであったということです。
西洋医学では、病気でもない、かといって、健康でもない「片頭痛」だけを”特別に”、「国際頭痛分類 第2版」という基準を設けて、症状の上で「病気」として”定義”しているにすぎないものです。あくまでも、”定義”の世界で架空の、実在しないものです。
要するに、西洋医学を基準として医学を論ずる場合、片頭痛とは実在せず、あくまでも「国際頭痛分類 第2版」で定義された”頭痛の名称”であるということです。
参考までに、脳のなかに異常のない頭痛(慢性頭痛・一次性頭痛)とは、緊張型頭痛、片頭痛、三叉神経・自律神経性頭痛(ここに群発頭痛が含まれます)、その他の一次性頭痛の4群の頭痛群があり、頭部のCT・MRIなどの画像検査では何も異常が見当たらず、これはまさに、典型的な”未病”と考えるべき頭痛群です。
慢性頭痛とは・・東洋医学でいう”未病”の段階にある
私達は、仕事が忙しかったり、ストレスが重なりますと日常的に「体調不良」を感じます。このような「体調不良」は、具体的には、疲れやすい、胃腸の調子がよくない、身体が冷える、身体がだるい、疲れがとれない、よくめまいを起こす、肩こりが酷い、食欲がない、よく眠れない、頭が重い・頭が痛い、足がつる、耳鳴りがする、夢をよくみる、喉のつかえ、むくみやすい、風邪をひきやすい、顔色が悪い、気分が落ち込む・優れない、活力がでない、元気がでない、何となく調子が悪い、寝起きが悪い、等々の訴えです。
このように頭痛とは、「体調不良」のなかの訴えの一つに過ぎないものです。
「体調不良」とは、病気とは診断されませんが、健康でもない、謂わば、“半健康・半病気”の状態に身体はあるのです。半健康・半病気の状態を、東洋医学では病気になる一歩手前だとして、「未病(みびょう)」と言っています。
絶対的な健康ではなく、私たちの身体のバランスがどこか歪んでいるのです。
これは「ホメオスターシスの乱れ(自然治癒力の低下)」を意味しています。
このような”未病”とされる病態は、本来、生活習慣の問題点から引き起こされ、ここから「病気」へと進展するものと東洋医学では考えられています。
このように考えれば、”未病”の段階にある、このような「体調不良」の訴えとは「健康的な生活」を送ることを阻害する”生活習慣”に根本的な原因があるということです。
先程の脳のなかに異常のない頭痛・緊張型頭痛、片頭痛、三叉神経・自律神経性頭痛(ここに群発頭痛が含まれます)、その他の一次性頭痛は、頭部のCT・MRIなどの画像検査では何も異常が見当たらず、これはまさに、典型的な”未病”と考えるべき頭痛です。
ということは、”脳のなかに異常のない”「慢性頭痛(一次性頭痛)」は、東洋医学でいう”未病”の段階にあり、すなわち健康と病気の中間に位置しており、この”未病”は本来、生活習慣の問題点から引き起こされ、ここから「病気」としての「慢性緊張型頭痛」・「慢性片頭痛」へと進展するものです。
ということは、慢性頭痛とは”未病”の段階にあり、「健康的な生活」を送ることを阻害する生活習慣に根本的な原因があります。
そして、「ホメオスターシスの乱れ(自然治癒力の低下)」によって慢性頭痛のなかの”各種の症状・緊張型頭痛、その他の一次性頭痛”が出現し、さらに様々な生活習慣の問題点が加わることによって、”片頭痛、三叉神経・自律神経性頭痛(ここに群発頭痛が含まれます)”へと、さらに、難治性の頭痛という”病気”にまで進展していくことになります。
結局、脳のなかに異常のない頭痛、このなかに片頭痛も含まれますが、こうした頭痛がするということは、私達が「不健康的な生活」を送っているという警告信号として、頭痛(症状)を発して、私達に知らせてくれます。謂わば、イエローカードなのです。
ということは、片頭痛は”病気”ではなく、警告症状(イエローカード)なのです。
西洋医学では、「健康」と「病気」の中間の”未病”がありません。
ですから、「病気」のほとんど全てが”原因不明”とされています。
東洋医学では、健康→未病→病気と連続したものと考えています。このため、”未病”の段階にある、頭痛を含めて「体調不良」の訴えとは「健康的な生活」を送ることを阻害する”生活習慣”に根本的な原因があるということです。
未病、そして生活習慣病
単なる東洋医学の言葉として捉えられていたこの「未病」、最近になってクローズアップされてきているのは、いったいナゼでしょうか。
その最大の理由は、現代社会に暮らす私たちの健康をおびやかす高血圧・高血脂症・脂肪肝・糖尿病などの代表的な「生活習慣病」における危険因子が、日本人の全死因の6割を占める「三大成人病(がん・心臓病・脳卒中)」につながる、まさしく「未病」そのものであるからです。
しかしながら、現代西洋医学の世界でも、今まさに問題とされているこれらの病に至る状態こそは、まさに「未病」そのものであり、洋の東西を超えて今、その治療が求められているのです。
「未病」を病気に進みつつある状態と捉えるならば、はやい段階で「未病」のサインを認識し、しかるべき手を打てばその進行を抑え、本格的な病気に移行することを防ぐことができます。
冒頭の中国最古の医学書に「未病を治す」という表現があらわれているのですが、未病は病気ではないのに、「治す」というのはどういうことなのでしょう。
これは、健康であろうと病気であろうと、つねに自らの生活習慣に気を配り、より本来の姿に近い心身の状況にもっていこうとする、生き方の姿勢をあらわしている表現なのです。
この人間本来の姿を、東洋医学(漢方)の世界では「中庸」と呼んでいますが、これはすなわち、健康と病気のまん中あたりのことを意味しています。
つまり、健康すぎても、また病気だらけでも、いけない。
からだの状態とは、どちらか一方向への偏りがないのが一番よいのだ、ということを意味しているのです。
未病への意識を高めることこそが、大切
私たちのからだは本来的に、治癒力・自己回復力が備わっています。
ですから、それを活かす方向、もともとの生命力を十分に活かす方向にもっていくように意識して、それとなく導いてあげるようにするだけでも、その本来の力を発揮しはじめるようにできているのです。
私たちの日々の生活をちょっと振り返っただけでも、このからだがもともと持つ治癒力・自己回復力を、私たちはなんのかんのと都合のよい理屈をつけ、まったく逆の方向に導いていることが珍しくありません。
たとえば、肝機能の低下を示す数値がでているのに、仕事のつきあいだからと、毎晩の飲酒を止めようとしない。
睡眠不足で食欲もなく、過労を自覚していながらも、仕事が終わらないからと家族の心配も振りきって、休日も会社に出かけてゆく。
このような、自らのもつ本来的な回復力を、知りながらあえて阻害する方向にもっていくようでは、「未病を治す」ことはいつまでたっても、難しいままでしょう。
健康診断などで数値の異常が認められたなら、体調の悪化に自覚がなくとも、その数値改善に向けて、生活習慣を改めていく。
健康診断で数値に異常が認められなかったからといって、気を緩めてしまい、カラダに無理をかける生活を続けたり、喫煙や過度の飲酒にも「少しぐらいいいか」などと、自分自身を甘やかしたりしない。
これからの時代、「未病」に対する意識を高めることこそ、「生活習慣病を予防するための最短距離」である、と言えるかもしれません。
日常生活に潜む“未病”
病院で検査しても、異常がみつからない。だけども“頭痛、肩こり、めまい、耳鳴り、目がかすむ、喉が詰まる、心臓がドキドキする、ご飯がおいしくない、手や足にしびれ感がある、生理痛が酷い”などの体験をした方もいると思います。
病気とは診断されないが、健康でもない。いわば、“半健康・半病気” の状態に身体はあるのです。半健康・半病気の状態を、中国漢方では病気になる一歩手前だとして、「未病(みびょう)」と言っています。
絶対的な健康はなく、私たちの身体のバランスがどこか歪んでいるのです。
これが”ホメオスターシスの乱れ”を意味しています。
病院で検査しても異常なかったから、私は大丈夫では済まされないのです。
西洋医学では、体の状態は「病気」か「健康」かの2つに区別されます。東洋医学では、病気と健康の間に「未病」という状態があります。「病気ではない=健康」ではないという考え方です。肩こり、腰痛、頭痛、不眠、じんましん…病気というほどではないけれど、体調が悪いことはあります。それがまさに「未病」の状態です。
緊張性頭痛、片頭痛は、頭部のCT・MRIなどの画像検査では何も異常がみあたらず、これはまさに、典型的な”未病”と考えるべき頭痛です。
統計学的な調査によると、日本人の15%ほどが大なり小なり、定期的な片頭痛に悩まされているということです。その15%全体のうち、85%の人は薬に頼って症状の改善を試みているとも言われています。
薬で症状の改善を試みている人の多くは、生活の中に片頭痛が居座ることで、薬で対症療法をしながら長く付き合っていくことを半ば覚悟しているのではないでしょうか。
片頭痛がビタミン、ミネラルなど栄養素の過不足に深くかかわっていることと、それらの栄養素を必要とするミトコンドリアの働きや状態にかかわることがわかってきました。 もう少し詳しく言えば、ミトコンドリアで作られるエネルギーの生産にかかわる栄養素が片頭痛の原因である可能性が少なくないということです。
その栄養素と補酵素をあげると以下の成分になり、いずれもミトコンドリアでエネルギーを生産する際には不可欠な成分です。
「健康的な生活を送る」ためには、ミトコンドリア・腸内環境・生理活性物質が重要な”鍵”となり、生命の根源ともなるべき役割を果たしています。
このなかでもミトコンドリアはその”要(かなめ)”となっています。
ということは、ミトコンドリアをよく知り、特に、その特性を熟知することです。
そして、腸内環境・生理活性物質に関する知識が必要とされます。さらに、セロトニン神経系の知識も必要とされます。
「健康的な生活を送る」ためには
「健康的な生活を送る」ためには、ミトコンドリア・腸内環境・生理活性物質が重要な”鍵”となり、生命の根源ともなるべき役割を果たしています。
このなかでもミトコンドリアはその”要(かなめ)”となり、私達の体を構成する細胞の中にあり、食事から摂取した栄養素から生きるために必要なエネルギーを作り出しています。エネルギーを常時たくさん使う細胞であるほど、ミトコンドリアの数が多く存在し、ミトコンドリアは、私たちの”活力源”とも言えるものなのです。
私達が日中活動している際に、常時活動している神経系がセロトニン神経系です。
このようにエネルギーを常時たくさん使うセロトニン神経系は、ミトコンドリアの働きが悪くなりますと、ミトコンドリアでエネルギー産生が十分に行われないために、同時にセロトニン神経系の働きまで悪くなってきます。
セロトニン神経系は、”大脳皮質を覚醒させ、意識のレベルを調節する、自律神経を調節する、筋肉へ働きかける、痛みの感覚を抑制する、心のバランスを保つ”などの重要な働きをし、「健康的な生活」を送るためには欠かせない働きをしています。
「健康的な生活」とは、生まれつき体に備わっている「生体リズム」に沿った生活ということを意味しています。
この「生体のリズム」は「ホメオスターシス(自然治癒力)」によって維持され、「体内時計」により刻まれ、「体内時計」は「ミトコンドリア」・「セロトニン神経系」により制御されています。
「ホメオスターシス・恒常性(自然治癒力)」には自律神経、内分泌系、免疫系の3つの働きが深く関わっており、3つの相関関係は「ホメオスターシスの三角」と呼ばれます。
自律神経系には、セロトニン神経系が、内分泌系として、生理活性物質が、免疫系には、腸内環境が主に関与しています。
セロトニン神経系はミトコンドリアと連動し、自律神経を調節しています。
生理活性物質のエイコサノイド は、必須脂肪酸のオメガ3とオメガ6で作られ、必須脂肪酸は生体膜(細胞膜)を構成しており、ミトコンドリアの機能を左右します。
腸内には、ミトコンドリアが最も多く存在し、腸内環境の悪化はダイレクトにミトコンドリアの働きを悪化させることになります。
ホメオスターシスはストレスなどに大きく影響されます。
例えば自律神経を失調させるストレスは内分泌を乱し、免疫力も低下させてしまいます。
この3つのバランスが崩れてホメオスターシス機能が保てない状態になると、”頭痛”を肇とするいろいろな”体の不調”が現れることになります。
先述のように、私達の身体の細胞にはミトコンドリアという小器官があり、ミトコンドリアは糖と脂肪酸の代謝とアミノ酸の代謝などエネルギーを産生するのに必要不可欠な働きを担っていることから、「自然治癒力」を正常に保つにはミトコンドリアを働きを良好に維持することが必要です。
私達の生活環境は活性酸素・有害物質に満ち溢れており、ここ50年間の間のうちにミトコンドリア自体の働きが人間界において、悪化していることから、同時に起きている「セロトニン神経系の機能低下」と相まって、「姿勢の悪さ」を引き起こしやすい状況にあります。私達は日常生活を送る上で、前屈み・うつむきの姿勢を強制される生活環境に置かれていることから、「姿勢の悪さ」が起きやすい生活環境に置かれています。
このような「姿勢の悪さ」は、猫背や前屈みの姿勢ですと、胸郭を大きく開いての深呼吸ができなくなり、結果的に「低酸素状態」となり、ミトコンドリア優位のエネルギー産生にならなくなることから「健康的な生活を送る」上に、さまざまな悪影響を及ぼします。当然、頭痛を起こす原因にもなります。
ここに、さらに「運動不足」、「栄養のアンバランス」は「健康的な生活」を送ることを阻害する要因になってきます。
ミトコンドリアの質と量を劣化させる「悪い生活習慣」とは、「運動不足」や「過食」だからです。
このような極めて大雑把な知識だけで、片頭痛という”症状”は出てこなくなってきます。
ただ、これだけのことでしかありません。片頭痛治療などという大袈裟なものではありません。極めて常識的なことばかりです。
何も、肩苦しく考えることはサラサラありません。
専門家とは・・
同じ”未病”の領域にある「国際頭痛分類 第3版β版」を頭痛診療および頭痛研究の絶対的な基準とされ、それも国際頭痛学会が作成されたものを遵守されるにも関わらず、どうして、専門家の手によって片頭痛の本態は解明されないのでしょうか?
こうした専門家達の子供の頃は、極めて優秀なお坊ちゃまだったはずで、一目置かれた存在であったはずです。どうしてなのでしょうか? 特に、ケーオー・ボーイは優秀なはずです。なぜ?
こうしたことはこれまでも諄いばかりに述べてきたことです。
端的に申し上げるならば、医者とは「病気の原因を明かしてはならない」という掟に縛られた存在だからです。
製薬業界が医療界全体をコントロールしていることを忘れてはなりません。医師もすべてです。
現代医療は実はマヤカシでしかありません。
現代医療が目指しているのは、一生薬漬けの人間をどれだけ増やせるかであり、患者を犠牲にした金儲けの手段でしないと言うことです。
現代医療に依存していては、本当の健康は手に入りません。
日本人の多くは、科学や医学を宗教のように信じ込んでいます。
科学や医学の権威が、我々を意図的に騙しているなどと、想像もつかないでしょう。
もちろん、すべてがウソではありません。事実にウソを織り交ぜて、奴らに都合の良いように誘導しているのです。
私は、医師になってから永年に渡って、慢性頭痛の臨床研究を行ってきて、この事実に気付きました。
製薬会社や医者の最も重要な仕事は、病気の原因をわからなくさせることです。
昔、森鴎外という医者が、「脚気の原因は脚気菌」という間違った稚拙な情報を、死ぬまで主張し続けました。
脚気の原因がビタミンB1不足であることが知られてからも、脚気菌説を曲げませんでした。
森鴎外は特別に頭が悪いのだと思っていましたが、実は違います。
森鴎外こそ、本来の医者の役割を全うした医者でした。
すなわち医者とは、病気の原因を明かしてはならない、という掟に縛られた存在なのです。
脚気がビタミンB1不足が原因とわかってからは、国民病と恐れられた脚気が、陳腐な病気になり下がりました。もう誰も脚気を恐れないようになったのです。
「病気産業」は、この脚気で学習しました。
病気の原因は、何があっても明かしてはならない。
病気の原因が広く知れ渡れば、その病気の“価値”は無くなってしまうのです。
現在では、ミトコンドリアを治すものが”病気を制する!”とされています。
この事実は、医学界では何十年もタブーとされてきました。
オットー・ウォーバーグが”ワールブルグ効果”を発表した時には、この事実がわかったのですが、製薬会社や医者の利益を守る為に封印されてきました。
医学界が、この封印を解いて、この事実を公表する可能性は極めて低いものと思われます。
これからも色々な病名をデッチ上げて、病気の根本原因をわかりにくくさせるものと思われます。
医者が「病気の原因を明かしてはならない」という掟に縛られた存在であるとすれば、片頭痛の専門家が、トリプタン製薬メーカーおよびトリプタン御用学者の作成する「国際頭痛分類 第3版β版」を頭痛診療および頭痛研究の絶対的な基準(教義・教典)としていることから、片頭痛と緊張型頭痛は本来脳のなかに異常のない頭痛とされていたものが、最近の専門家の考えでは、片頭痛は緊張型頭痛とはまったく別の範疇の頭痛すなわち、中枢性疾患、「頭痛そのものが脳の病気」と考えるように至っていることが納得されるはずです。
これを専門家達は頭痛研究の進歩と自画自賛されていますが・・・。
このようにして、益々、片頭痛の原因は明かされないようになっています。本来、緊張型頭痛も片頭痛も一連の連続したものでありながら、このように片頭痛と緊張型頭痛を別の範疇の頭痛と考えたことから、片頭痛の原因が分からなくなってしまっています。
こうして、専門家は片頭痛の原因を明らかにしてはならないという掟を忠実に厳守していることになります。
そして、学会の場では、片頭痛の本質論を論ずるような研究発表が行われることがない最大の理由になっています。
以上のように、頭痛の専門家は、製薬メーカーの作成した基準を絶対的なものと考えることから、お互いの利益を優先されることになり、病気の原因をわからなくさせることで意志の統一が保たれています。
このため、毎年学会は開催されるものの、その発表たるや枝葉末節のものでしかなく、お祭り騒ぎでしかないことになっています。
ここに、いつまでも頭痛研究が進展しない根源的な理由が存在します。
最後に忘れてはならないことは、「国際頭痛分類 第3版β版」の生い立ちは、トリプタン製剤が開発された1980年代に、この薬剤の臨床治験を行う際に、治験対象者の選別を行うために製薬メーカーが作成した診断基準であったことは、是までも述べてきました。
治験終了後は、トリプタン製剤を”商品”として、医師に売り込むためには、片頭痛が単なる”症状”であっては、販売戦略上問題があり、”症状”だけで定義していた片頭痛を”病気”に仕立て上げることが必要とされました。
”病気”にすれば、片頭痛患者さんを医療機関へ誘導し、さらに医師にトリプタン製剤を処方させることが可能となるからでした。この過程で、誇大広告が公然と罷り通っていました。
現在の片頭痛治療の世界に、トリプタン製剤が片頭痛治療の世界に導入され、寝込む程の辛い頭痛が緩和されたことから商品価値はさらに挙がり、片頭痛は益々「病気」と考えられるようになりました。
このようにして、「片頭痛は病気です。病気ですから、医療機関を受診して、片頭痛を治療して、治しましょう」と言って片頭痛患者さんを医療機関への受診を勧め、生活の質QOLを高めて、健康寿命を長くさせましようと、しきりに洗脳し、さらに患者団体まで巻き込んで「なお、片頭痛の恩恵に浴していない片頭痛患者さんが多くいる」といって啓蒙活動を勧めてきました。
それがいつしか、片頭痛発作時に毎回トリプタン製剤を服用しておれば、”片頭痛が治ってしまう”とか、片頭痛の”適切な治療”とはトリプタン製剤を服用することであるとか、さらに、片頭痛患者さんによくみられる、パニック障害やうつ状態、冷え性までが改善され、将来的には、脳梗塞が予防されるし、さらに頑固な耳鳴り・めまい・性格異常までが予防されるとまで、宣伝される専門家も出てくるようになりました。
ですから、頭痛の専門家が何を考え、何を研究しているのかを、きちんと理解していませんと、現実の「頭痛外来」を受診した際の医師の考え方が理解できないことになります。
こうしたことの具体的なことは先日掲載したばかりです。
片頭痛はなぜ治らないのか
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12645671901.html
これまでの詐欺の実態・・・
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12645485777.html
結局、原点に帰れば容易に化けの皮が剥がれるはずです。
いずれにしても、西洋医学を論じる専門家にとって、片頭痛という”病気”そのものは存在せず、あるのは片頭痛という”症状・症候群”しかないはずのものです。
これを、あたかも片頭痛という病気そのものが存在するがごとく考えていることに問題があります。専門家は、何時になったらこの過ちに気が付かれるのでしょうか?
現在でも世界的名医の見解として、ネット上、公開されています。興味ある方はご覧下さい。きっとびっくりされることでしょう。ここに明示すれば、名誉毀損罪で訴えられることは必定ですので控えますが・・
少なくとも、・・・・。もう止めておきます。まだ命が惜しいですから・・・
以上のように、同じ慢性頭痛でありながら、専門家と私達とではその考え方に雲泥の差があることを忘れてはなりません。
専門家は、「国際頭痛分類 第3版β版」を悪用し、単なる”症状”にすぎない片頭痛を「病気」として”商品化”し、金儲けの手段にされます。
一方、私達は、”未病”という段階に自然治癒力が存在すると考え、これを治療手段に考えています。事実、これだけで、不思議なことに、片頭痛という症状は消失してしまいます。敢えて、片頭痛という病気を意識する必要はありませんし、元々、片頭痛という病気は存在しないのですから・・
しかし、専門家はこうした治療法を代替療法と、蔑んで容認することはありません。しかし、こうした”未病”の考え方は西洋医学のような浅い歴史と比べ、遙か悠久の昔からある思想であることを忘れてはなりません。
ここでコマーシャルです。
頭痛が気になったら・・
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12644567389.html