「歯の噛み合わせの悪さ」は、片頭痛によくない??? | 頭痛 あれこれ

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 「慢性頭痛」は私達の日常生活を送る際の問題点に対する”危険信号”です。
 このなかで「片頭痛」は、どのようにして引き起こされるのでしょうか。
 慢性頭痛改善は、「姿勢」と「食生活」の改善がすべてであり、「健康と美容」のための第一歩です。

歯の噛み合わせ・・体の歪み(ストレートネック)との関連から


 脳神経外科の学会では「頭痛が起きる原因は、首の骨(頸椎)の歪みである」という報告がされています。
 そして、この頸椎の歪みが起きる原因の1つとして考えられるのが、歯の噛み合わせです。歯科領域では、「歯の噛み合わせを変えることによって、頸椎の歪みが改善される」という報告がされているのです。


 このことから、


  歯の噛み合わせが悪い
     ↓
  首の骨が歪む
     ↓
  頭痛が起きる


 ということが考えられており、逆に言えば歯の噛み合わせを改善することによって、 歪みを治し、頭痛を改善することができると言えます。
 長年頭痛薬を飲み続けて治らなかった頭痛を、噛み合わせを改善することで改善することができたというケースが多数報告されています。


歯の噛み合わせが悪いと、どうして”頸椎が歪む”ののでしょうか?


頸椎の歪みと歯の噛み合わせの関係


 頸椎の歪みと歯の噛み合わせの関係について説明します。


 実は、歯の噛み合わせが悪い人は、頭が前傾して猫背になっていることが多いのです。
 なぜなら、私たちの身体は4~5kg近くある人の頭の重さを、頸椎と歯の噛み合わせによって支えています。
 噛み合わせに問題があると、重たい頭を支えることができず、頭が前に倒れてしまうのです。大事な頭を支えるためにも、歯の噛み合わせはとても大切なのです。


 では、あなたの歯の噛み合わせは大丈夫でしょうか?


 ここで簡単な自己診断方法を紹介します。


 まずは鏡を見て、口をゆっくり大きく開けてください。このとき、まっすぐ開かない、または左右にぶれながら動くようであれば、かみ合わせがずれています。
 続けて、歯どうしが触れないように口を閉じ、また大きく開けて、という動作を10回くり返してください。だんだん、右と左の筋肉が同じ動きをするようになってきます。
 最後に、口を自然に閉じた位置でかみましょう。これが、あなたのナチュラルなあごの位置です。
 この「ゆっくり開けて、閉じて」という動きは、いつも縮んでばかりの筋肉を伸ばし、楽にする効果があります。歯やあごにいいストレッチですから、ふだんの生活に取り入れてみてください。軽いかみ合わせのズレなら、このストレッチで治ってしまう場合もあります。
 ただし、痛みがあったり、おかしいなと思うときには、必ず医師に相談してください。


 脚上げテスト


 仰向けに寝ていただき、誰かに片手でヒザを押さえ、片手で足首をつかんでもらいながら上に上げていきます。


そして、


  脚が90度近く上がる人=健康
  脚が上がらない人=頭痛が起こりやすい


ということがわかります。


 これは、腰の骨の下にある仙骨とその外側にある腸骨(お尻の内側の骨)を繋いでいる「仙腸関節」という関節と顎の関節は連動しており、これにより、仙腸関節の状態が良い人は脚が上がり、歯の噛み合わせが良いことがわかりますが、上がらない人は噛み合わせが悪いことがわかるのです。


どのように歯の噛み合わせは改善すれば良いののでしょうか?


 噛み合わせを治すための最適な方法は、「歯医者さんでの歯列矯正」と「テンプレート療法」という2つの方法があります。
 歯列矯正は矯正器具を付けたり、気になる歯を削って仮歯にして歯並びを変えていく方法です。あなたの周りにも歯に矯正器具を着けている人を見かけたことがあると思います。


テンプレートの使用方法
 
  そして、テンプレート療法は口の中に器具を入れて、歯の噛み合わせを改善していく方法です。テンプレート療法は、頭痛治療の奥の手と考えられているほど注目されている療法で、歯の噛み合わせだけでなく、全身の歪みにも効果を発揮します。
 人間の身体は、例えば右の奥歯がすり減っていたり、抜けていると頭が右へ右へ傾いてしまいます。また、左右両方の奥歯が低くなっていると頭を支える力が弱くなり、どんどん頭が前傾し、猫背になっていってしまいます。
 テンプレートは歯並びを矯正するのではなく、 奥歯の高さを調整して、頭を正しい位置に矯正する治療法なのです。


噛み合わせはインプラントにも悪影響を及ぼします


 噛み合わせが悪いままインプラント治療を行ってしまうと、トラブルの原因になってしまいます。また、インプラント治療によって噛み合わせが悪くなる場合も同様です。
 せっかくインプラントを埋入しても、噛み合わせ調整が適切でなければ、しっかり噛めませんし、頭痛や肩こりなどの症状の原因となってしまうのです。
 もちろん、インプラント治療に限らず、入れ歯やブリッジなどの歯科診療において、噛み合わせ調整は大変重要です。歯科診療が原因で噛み合わせが悪くなり、健康に悪影響が及ぶのでは元も子もありません。
 噛み合わせの調整は、歯科診療において大変重要なのです。


 しかし、歯列矯正には70~100万円もの治療費が、テンプレート療法もテンプレートを作るために30~50万円近く費用がかかってしまうため、本当に歯の噛み合わせが原因なのかがわからない人は、簡単に手が出せないかと思います。
 この点は、ネットで内田信友先生がHPで詳しく説明されていますので、こちらを参考にするのもよいかもしれません。「N.H.R.頭痛解消法」も販売されています。


 また、歯のかみ合わせの悪さが、咀嚼する度に三叉神経核に異常な刺激を送り続け、これが「脳の興奮性」を高め、これが片頭痛の原因となるとも考えられています。


 このように、歯科医の先生方も、頭痛と「体の歪み(ストレートネック)」の関連性を指摘されます。


 結局、歯のかみ合わせの悪さが「体の歪み(ストレートネック)」を引き起こしてくるということです。
 しかし、専門家は、頭痛と「体の歪み(ストレートネック)」はエビデンスなし、とされるため、このようなことを容認することはありません。

 
 ただ、「体の歪み(ストレートネック)」があれば、一応、歯の噛み合わせの状態も検討すべきということのようです。


 ここでコマーシャルです。


  頭痛が気になったら・・
   
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