「片頭痛を引き起こす引き金」を知り、避ける??? | 頭痛 あれこれ

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 「慢性頭痛」は私達の日常生活を送る際の問題点に対する”危険信号”です。
 このなかで「片頭痛」は、どのようにして引き起こされるのでしょうか。
 慢性頭痛改善は、「姿勢」と「食生活」の改善がすべてであり、「健康と美容」のための第一歩です。

 従来から、専門家によって、このようなことは以下で指導されてきました。


①騒音に過敏性のある方は、ガード下やゲームセンターなどの騒音環境や人混みを避ける。
② 光への過敏性のある方は、明るい日差しや照明を避け、パソコンの輝度を和らげる。偏光サングラス装着も考慮する。
③タバコや香水のにおいへの過敏のある方は、においの淀んでいるような場所を避けたり、周りの喫煙者に配慮してもらう。
④激しい運動で誘発されやすい方は、もちろんそのような運動を避けるべきですが、運動不足にならないようにストレッチやラジオ体操、速足散歩などを心がける。
⑤乗物酔いし易い方は、し易い乗物を避けるか乗車時に席位置への配慮や遠方を見るなどの対策をする。
⑥寝不足や寝過ぎを避け、就寝時刻や睡眠時間を適量一定に保つ。
⑦気候の変動に注意し、室内や衣服内環境を整える。合わない気象時の外出を控える。
⑧月経前に決まって起きるような方は、医師と相談して短期間の予防治療を取り入れる。
⑨アルコールで誘発される方は、控えるべきですが、チーズやチョコレートなどの食物は誘発されたことがなければ、神経質になることはありません。
⑩精神的ストレスは避けにくいものですが、ストレスがゆるんだときに起こりやすいので、休日などでも⑥を含め、生活時間の一定化を図る。
⑪片頭痛発作を含む多くの因子が肩こりを来しやすく、肩こりが緊張型頭痛と共に片頭痛発作も引き起こしやすいので、肩こりの誘因(悪い姿勢、眼精疲労、寒冷・冷気、虫歯・歯肉炎、腰痛など)排除や肩こり対策(肩回し体操や速歩散歩などの適度の運動、温湿布の利用、入浴)を日頃から心がけておく。但し、首の細い部分へのカイロプラクティックやマッサージは脳血管障害のリスクがあるので避けること。


 このように、その大半は、片頭痛の誘因を避けるといったお粗末なもので、これでは片頭痛が治ることはあり得ません。
  このような極めて姑息的な指導しかされることはありません。


 ところが、最近では「片頭痛から卒業」でも示されるように、以下のように言い方が変わってきています。


 片頭痛は遺伝的な病気の1つですが、多因子遺伝、すなわち体質の遺伝です
 受け継いだ遺伝子だけでは発症しない、生活習慣、環境の変化などが引き金となって片頭痛が引き起こされています・・
 同じ多因子遺伝である高血圧症や糖尿病と同様に、生活習慣の管理が重要になるのです。 片頭痛も発症を予防し、痛みが起こらなければ治ったことになります。
 片頭痛予防の第一歩は、何が自分の片頭痛の引き金になっているかを知ることです。
 生活習慣で言えば、睡眠不足、あるいは不規則な睡眠時間、食事、ストレスなどが誘因です。さらに、ホルモンバランス、環境因子である天候(気圧、温度、湿度)、光、音などが密接に関係するのです。
 こういったことから、自分の片頭痛を引き起こす誘因を知り、こういった誘因を極力避けることが原則とされ、このことが片頭痛の予防に繋がり、このことで「片頭痛が治った・・片頭痛から卒業できた」とされています。


 このようなことを、令和2年1月21日の午後、ABCテレビの「大下容子ワイド!スクランブル」で「片頭痛の予防法」の中で放映されていました。コメンテイターは日本頭痛学会を代表とする頭痛クリニックの先生でした。
 穿って考えれば、本年度予定される「慢性頭痛診療のガイドライン」改訂への布石と思われます。このように片頭痛は予防すべきであると・・・


 ところで、この片頭痛の引き金は簡単に見つかるものなのでしょうか?


 従来、頭痛の専門家からは、片頭痛の治療原則は、誘因と思われるものをできるだけ取り除くこと、それでも痛くなったら片頭痛治療薬を飲むこと、そして頻発するようであれば予防薬を飲むこと、という3つの柱(原則)から成り立っているとされています。


誘因探し・・片頭痛の引き金(誘因)は簡単に見つかるのでしょうか???


 片頭痛を防ぐには、その「誘因(引き金・トリガー)」を探し出しそれを除去するために必要ということから、これまで「片頭痛の治療原則」として、まず第一にすべきことが「誘因探し」とされてきました。
 片頭痛の誘因となるものは、睡眠不足や睡眠過多、人混み、赤ワイン、ビール、チョコレート、ハム、ソーセージ類などがよく知られています。このほかにも何か強い臭いが刺激になって起きる場合、また夢中になって読書やテレビゲームをしたとか、夜遅くまで友人たちと喋っていたなどということも、誘因になることがあります。
 人によって、またそのときの体調によって、環境によって、片頭痛を引き起こす誘因はさまざまです。睡眠不足が続きストレスも重なっている、というときに赤ワインを飲んだら激しい頭痛がきた、というように、いくつかの誘因が複合的に重なっているときにも注意が必要です。
 このように、患者さんによっては、その時の体調によって誘因となったり、何ともなかったりと、さらに複合的に重なり合う場合もあり、誘因の同定には極めて困難を極めることになっているのが実情です。
 そして以前「全国慢性頭痛友の会」の会長の秋山扶佐子さんの申されるには、会員の片頭痛の方々の殆どが「発作の引き金」が分からない、ということでした。


 片頭痛を自分で克服された小橋雄太さんのブログ「イミグラン錠・副作用なしで片頭痛を治しちゃえ」で「引き金」の見つけ方を詳細に記述されています。
 頭痛発作時に、その発生前日と当日の状況を詳細に記録を重ね、これを積み重ねる事によって、共通の発生要因を探り、原因と思われるものに対してひとつずつ対処していく方法を述べています。小橋さんは記録のための「専用ノート」を用意して、ノートが真っ黒になるまで詳細に記録されたようです。まさに執念というほか無かったのではないでしょうか?小橋さんが述懐されておられるように、なまじトリプタン製剤が効いていたらここまではしなかったと・・述べております。
 このように「偏頭痛ノートを作って自分の偏頭痛の原因を探ること」がすべてとされます。まさに”闇雲に”このような途方もないことを勧めておられるようです。


 このように大半の片頭痛の方々は、「発作の引き金」が分からないというのが実情です。
 この理由は、発作当初は緊張型頭痛のような状態から始まり、これが次第に片頭痛のパターンに移行していく場合です。これは、緊張型頭痛と片頭痛が連続したものであることから当然といえば当然のことです。このようにいつの間にか片頭痛へ移行するからです。
 さらに、片頭痛という頭痛は、皆さんのこれまでの生活習慣とくに食生活・姿勢等の問題が原因となり、謂わば、あなたの”生き方(ざま)”すべてが関与して起きてくるものです。これらは、いずれも日常生活を送る上で、”何気なく無意識に”行ってきた「食事・姿勢・体の使い方」が原因となっていることを意味しています。
 このように日常生活を送る上で、”何気なく無意識に”行ってきた「食事・姿勢・体の使い方」が誘因(引き金)となって起きてくるため、気付くことはまず無理な話です。
 特に、片頭痛の方々の殆どは「体の歪み(ストレートネック)」を持っています。
 さらに、食事ことになれば、皆目見当がつかないことになります。
 こうしたことから、大半の片頭痛の方々は、「発作の引き金」が分からないというのが実情です。
 現段階では、生理に関連してとか、気圧の変化(天気が悪くなる前)とか、ストレスとかいったものしか患者さんは誘因として気がつかれないのではないでしょうか。このような生理・天気・ストレスといった問題は日常生活を送る上で、どうにも避けられない・解消できないため、初めから諦めてしまう根源ともなっています。こういったことから「誘因探し」そのものは困難を極めるというのが実情ではないでしょうか?
 結局、「誘因探し」が片頭痛をなくすための方法としては、いかに不適切なものかが理解されるはずです。「誘因探し」は片頭痛治療の柱とはなり得ないということです。


 ということは、このような片頭痛の引き金を見つけることが、片頭痛予防に直結するとは思われず、出来もしないことを専門家は勧めていることになります。
 このため「誘因探し」といった雲をつかむようなことで無駄な時間を費やすべきではありません。 このような無駄な時間は、もっと別に有効に使うべきです。
 仮に、引き金が見つかったとしても、片頭痛は依然として存在することを意味しています。
 こういったことから、片頭痛がなぜ生理、天気、ストレスによって左右されるのかという基本的なことを知ることが必要になってきます。さらに、片頭痛がどのようにして発症してくるのかを知ることが大切になってくるはずです。
 こうすることによって、片頭痛そのものをなくしてしまうことが重要であり、片頭痛を無くしてしまうことを予防すると述べるべきです。


片頭痛治療の根幹・予防は生活習慣の改善にあります


 片頭痛はミトコンドリアの機能低下による頭痛です。
 片頭痛の大半は、遺伝素因である「ミトコンドリアの働きの悪さ」に、”環境因子”として、生活習慣(特に食生活)が原因で、エネルギーを生み出す際に生する活性酸素によって自分のミトコンドリアを傷つけることによって「さらに、ミトコンドリアの働きを悪く」させて「酸化ストレス・炎症体質」を形成することにより、引き起こされる頭痛です。
 「酸化ストレス・炎症体質」は長い間の生活習慣などにより起こり、特効薬を飲んだからといって直ぐに治るようなものではありませんし、また特効薬などはありません。


 このように片頭痛とは生活習慣病そのものであり、生活習慣の問題によって引き起こされる頭痛であり、現在、使われているトリプタン製剤や予防薬はあくまでも補助的手段でしかなく、片頭痛を治すには、このような生活習慣の問題を是正・改善しないことには解決にならないということです。そして、トリプタン製剤で頭痛だけを緩和させていますと、場合によっては、極めて”困難な状況”に至ることもあり得ます。


 少なくとも、片頭痛の大半は生活習慣病そのものと考えるべきです。


 しかし、生活習慣病全般でも言えることですが、このような生活習慣病予防を目的として、平成20年度から厚生労働省は「特定健診」という制度を設けています。
 しかし、このような「特定健診」の受診率は余りよくなく、そのため生活習慣病に至る方々が後を絶たないのが実情です。糖尿病に関しては、増加の一途を辿っているようです。
 このような糖尿病に対しても、生活習慣の改善を徹底して行うこともなく、各種糖尿病薬が開発され、医師によっては薬物療法オンリーの方もいるようです。
 生活習慣病の代表格とされる糖尿病ですら、このような対応がなされていることから、片頭痛の場合も同様の対応をされることになります。


それでは、今後どうすべきでしょうか?


 これを流行らせるためには、片頭痛の大半が生活習慣病であるということを徹底させることが急務となっているはずです。
 しかし、学会を主導される方々は、”多因子遺伝”とは考えても、「片頭痛の引き金」をみつけ、これを避けることしか指導されないようです。
 ということは片頭痛の大半が生活習慣病であるとは考えません。仮に、片頭痛の大半が生活習慣病であるとしても、糖尿病の場合と同じように工夫して改善しようとされる方々は少ないのではないでしょうか?


 このため、一人でも多くの方々に、片頭痛が治った人がいるという事実をまず知ってもらうことが大切になってきます。このように、まず”気づき”を促すことが最も重要なはずです。このためには、片頭痛がどういった頭痛であり、どのように発症してくるのかということを過去の業績を基に、理論的に明らかにし、どのようにすべきかといった指針を提示する必要があります。
 このようにして、改善された方々を逐一読者の皆さんに知って頂くことによって、片頭痛とは治そうという意志さえあれば治る頭痛であるということが少しずつ知られてくることによって、これからさらに改善させようとされる方々が増えてくるものと思われます。


 さらに、学会を主導される方々の考え方で作成された「慢性頭痛診療のガイドライン」に従って、頭痛診療が行われています。ここには「生活指導の観点」は一切なく、薬物療法がすべてとなっています。
 今後、どのように「生活指導の観点」が追加されてくるのかを注目しなくてはなりません。


 現段階のように、片頭痛が多因子遺伝とされながら、片頭痛の引き金を見つけ、これを避けるだけのことであれば、依然として片頭痛は存在することになります。このことは・・


製薬業界は一般大衆を欺いている・・繰り返しで申し訳ありませんが・・
   
https://s.webry.info/sp/16296315.at.webry.info/201412/article_6.html


 ”製薬業界は私達の社会をコントロールし続けます。製薬業界の求めるところは医学研究をコントロールし、医療従事者をこの製薬業界に依存させることです。この権力を確実に手放さずに済むよう、製薬企業は立法機関およびメディアをうまく操っています。全メディアを通じた大規模な宣伝キャンペーンでは、医薬品のPRおよび宣伝部門によって、製薬業界の真実を隠そうと煙幕が張られています。
 製薬企業は、ルイ・パストゥール、ロバート・コッホ等の医学上のパイオニアと重ね合わせて自社のイメージを描こうとしています。彼らは人道主義に基いて疾病の根絶を目指していると主張しています。しかしながら、真実はまったくその逆です。つまり、製薬業界は、製薬市場拡大の基盤として
疾病を存続させ続けることが目的なのです。コーデックス・カルテルは、意図的な疾病の根絶妨害をその目的としています。
 したがって、製薬業界は人類救済の伝統にもとづいてではなく、自らの利益を維持するために無数の人間を犠牲にする組織的犯罪者のグループであるIGファルベン社の伝統に基づいて運営されているのです。”

 

 このように、専門家とは製薬メーカーのピエロでしかなく、このため片頭痛を存続させる役割を果たすことになっています。

 

 

  頭痛発作時の記録
      
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-11950050017.html