前回は、私達は”工夫”して片頭痛を克服するしかありません。と述べ、自分でこうした工夫をすべきであると述べましたが、こうしたことを自分で行うには、かなり困難なことが予測されます。さらに、片頭痛すべての要因を網羅できずに、断片的になり挙げ句の果ては、中途半端に終わって片頭痛を克服するまでに至らない可能性があります。
そこで、こうしたことを行うための「叩き台」が必要になってきます。
この「叩き台」として、私がこれまで作成してきたものを、多少手直しして掲載してみることに致します。
そして、これを基にして、さらに皆さん自身が知りたいことをスマホで検索され、知識を深めて頂くことによって、より完璧になるものと思います。
これまで、以下のようなものを作成しておりましたが・・
慢性頭痛治療ガイド
これでよいのか 片頭痛医療
頭痛を考える
慢性頭痛 発症の要因
症状からみた片頭痛
女性のための「頭痛学」
頭痛読本
慢性頭痛の基礎知識
片頭痛の正しい知識
慢性頭痛 治療の進め方
慢性頭痛治療のガイドライン
前編 実践編
後編 慢性頭痛の基礎知識
生活習慣改善のポイント
慢性頭痛治療のガイドライン ダイジェスト版
これらを作成してきましたが、これまで専門家達のおかしな論理が多いことから私達・素人がどのように考えるべきかについて述べてきたために、このような煩雑なものになってしまいました。
そして、昨年5月にあわや医院廃止の憂き目に逢う寸前に至り、ホームページを閉鎖したと同時に、これらのファイルが、この世から消えることになりました。
現在では、外来患者さんにCDに収録した形でお渡ししています。
もし、ご希望の方がいらっしゃれば、お送り致します。ご希望の方はコメント欄からお願いします。当初は、メールに添付することを考えましたが、ファイル容量がおおき過ぎて、メールでの送信は不可能なため、CDに収録して、郵送するしかないようです。
私は、慢性頭痛、とくに片頭痛を治療していく場面で、同じ生活習慣病の糖尿病では学会が「糖尿病治療のてびき」と「食品交換表」を作成していますように、こうした「治療指針」が必要になってきます。これなくしては、継続して片頭痛克服まで治療を進めていくことは不可能と思っております。
現在、学会が作成される「慢性頭痛診療のガイドライン」では、片頭痛を生活習慣病の観点・立場から解説していないため、片頭痛治療上は全く役に立ちません。
片頭痛を克服するためには、こうした治療指針が必要とされます。
こうした「片頭痛の治療指針」は、学会の考え方と反すること、製薬メーカーの利益にならないことから、大手の出版社に出版依頼を行っても、出版してはくれません。
これまで、幾度かチャレンジしてきましたが、常套句として、学会・製薬メーカーのためにならないと言われ、出版することはできませんでした。
今回は、これらを改変して、ブログ上に少しずつ掲載していくことにします。
最終的に、1,2冊の本にまとめて製本化することを考えています。ただ、今後、医師としての現役を近々引退しますので、資金面に問題がありますが・・
この時は、篤志家を募って、資金確保をと思っております。
幼児の心臓移植を行うために渡米し、手術費用も含めて、1億円以上の募金が集まる時代です。片頭痛患者さんの救済目的で、今後末永く使われる書籍の出版費用です。500万円もかからず、安いものだと思っております。
これまで、記事に書いてきましたが、専門家が片頭痛を”多因子遺伝”であると認めながら、片頭痛発作の誘因としてしか考えなく、糖尿病と同様に生活習慣病であるという立場から、頭痛研究を進めていくことが何時のことになるか分からない状況では、このようにしていくしか、慢性片頭痛を予防し、頭痛地獄に次世代の方々を陥れないためにも必須のことと思われます。
いつになったら、頭痛の専門家達は慢性頭痛とくに片頭痛の患者さんの立場にたって親身に治療してもらえるのでしょうか。まだまだ、ドル箱として、金儲けの手段にされるのでしょうか?