以上で、だいたい慢性頭痛の治療指針が、揃いました。
これまで、以下のものを掲載して参りました。
これでよいのか 片頭痛医療
http://taku1902.jp/sub512.pdf
頭痛を考える
http://taku1902.jp/sub605.pdf
慢性頭痛 発症の要因
http://taku1902.jp/sub647.pdf
症状からみた片頭痛
http://taku1902.jp/sub649.pdf
女性のための「頭痛学」
http://taku1902.jp/sub648.pdf
頭痛読本
http://taku1902.jp/sub641.pdf
慢性頭痛の基礎知識
http://taku1902.jp/sub%202.html
片頭痛の正しい知識
http://taku1902.jp/sub549.pdf
慢性頭痛 治療の進め方
http://taku1902.jp/sub550.pdf
慢性頭痛治療のガイドライン
前編 実践編
http://taku1902.jp/sub543.pdf
後編 慢性頭痛の基礎知識
http://taku1902.jp/sub544.pdf
生活習慣改善のポイント
http://taku1902.jp/sub545.pdf
慢性頭痛治療のガイドライン ダイジェスト版
http://taku1902.jp/sub541.pdf
これらは全てが、専門家が作成される「慢性頭痛診療のガイドライン 市民版」に相対峙して作成したものです。
どちらが、皆さんの慢性頭痛とくに片頭痛治療を行っていく際に役立つのかは、読み比てみて下さい。
ここでも述べていますように、緊張型頭痛と片頭痛を区別して治療を進めるべきではないということです。
緊張型頭痛も片頭痛も、同じ脳のなかに異常のない頭痛です。
この2つの基本的相違点は、ミトコンドリアの活性低下という遺伝素因の有無でしかないということです。
しかし、このような遺伝素因がなくても、ミトコンドリアを弱らせる生活習慣の問題点が多ければ、片頭痛と同様の難治性の頭痛を引き起こすことになります。これだけのことです。
専門家は、こうした慢性頭痛を考える際に、「国際頭痛分類 第3版β版」という基準に従って考えています。
このような「国際頭痛分類 第3版β版」はトリプタン製薬メーカーおよびトリプタン御用学者が作成したものであることから、当然、トリプタン製剤が処方できる片頭痛が中心となり、緊張型頭痛は無視されることになっています。それも、片頭痛を治そうという意志は全くありません。
ということは、私達のためではなく、製薬メーカーおよび金儲けを企む医師のためのガイドラインを意味しています。
このように考えるのではなく、私達の「臨床頭痛学」は、このような製薬メーカーの論理で考えるのではなく、自然の摂理、生命の根源から構築されるべきものです。
結局、慢性頭痛、とくに片頭痛が治せるような治療指針でなければ、何のための治療指針なのか意味がなくなります。
専門家が考えるように、片頭痛という辛い頭痛を緩和させるだけでは片手落ちであり、逆に「新たに慢性片頭痛」を作って、頭痛地獄に嵌り込んでしまうようでは、何にもなりません。
片頭痛治療で最も大切なことは、緊張型頭痛から片頭痛へと移行させないことです。
専門家のように、緊張型頭痛を無視することによって、予防可能な片頭痛をムザムザ、片頭痛を醸成・熟成させてはならないということです。
このように、緊張型頭痛を無視させることによって、製薬メーカーの利潤追求に加担し、医師は医師で、片頭痛患者さんに一生に渡って高価なトリプタン製剤を服用させ続けることが可能となり、さらに片頭痛の頻度が増えることになり、予防薬の追加処方が可能となり、金儲けを企む医師にとっては、片頭痛患者さんは”ドル箱”的存在になっています。
私達は、こうした餌食になってはならないということです。
皆さんは、どちらの考え方を選択されるでしょうか?
ただ、単に、辛い頭痛が緩和できさえすれば、これでよいと思われれば、私からは何も申し上げることはありません。
片頭痛発作時にトリプタン製剤を服用してはならない、というのではなく、当然、体調が悪ければ発作が起きてきます。このような時は、一時凌ぎの目的で服用せざるを得ません。しかし、発作中は、まだどこに問題点が残されているのか、じっと内省する必要があります。
問題点が判明すれば、発作のない期間中に、改善・是正に努めなくてはなりません。
このような繰り返しを行いながら、最終的に、片頭痛を根治させていくことが重要になっています。このような問題点を把握して頂く目的で、こうした「治療指針」を作成しています。