食事に投資は健康維持の秘訣。鮮度の高い肉で若々しさを保とう
60代になってから改めて考えていただきたいのがコレステロールです。
健康診断でコレステロール値が高いと、食事指導が入りますが、実際は60代は少しぐらいコレステロール値が高くてもいいのです。
コレステロールは細胞膜と性ホルモンの材料になる栄養素です。総コレステロール値は240mg/ぐらいあっても私は問題ないと思っています。
人を若返らせる要素とは細胞膜の丈夫さやみずみずしさであり、人に生きる活力を与えてくれるのは性ホルモンです。この大事な若返りの物質の原料となるのがコレステロールなのです。
私は良質のコレステロールを摂るために、週2回、鮮度の高い肉を食べています。食べると活力が湧いてくるのを実感します。
ただし、コレステロールは悪玉腸内細菌の好物でもあり、摂りすぎると腸内環境を乱す原因にもなります。悪玉菌を異常繁殖させないためにもステーキと一緒に野菜をたっぷり食べることが重要です。そして、ほかの日は主に魚料理や和食を組み合わせるのがいいでしょう。野菜は多めの食生活が私たちに活力を与えます。
この歳になると、時には老人扱いをされることもありますが、それは数字だけの勝手な判断です。さらに、人は125歳まで生きられる寿命を持っていると考えると、60代はまだまだ若輩者です。私は「生涯現役」を目指し、今日も研究、執筆、取材、講演活動で日本中を飛び回っています。そして、休日は好きな人とゴルフを楽しみます。
好きなことや気持ちがワクワクする趣味を自分のペースで楽しむことが長生きの秘訣です。仕事だけの生活では何のための人生でしょう。〝仕事を楽しみ趣味を楽しむ〟人生にそろそろ切り替えましょう。