子供の慢性頭痛 | 頭痛 あれこれ

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 「慢性頭痛」は私達の日常生活を送る際の問題点に対する”危険信号”です。
 このなかで「片頭痛」は、どのようにして引き起こされるのでしょうか。
 慢性頭痛改善は、「姿勢」と「食生活」の改善がすべてであり、「健康と美容」のための第一歩です。

   まず、子供の片頭痛の特徴


  子供の片頭痛は、大人の片頭痛とは少し異なります。その特徴としては、


   (1)頭痛の持続時間が1時間程度と短い、
   (2)頭痛の部位が両側性(前頭側頭部)である場合が多い、
   (3)腹部症状が多い


   などが挙げられます。


  年少児の片頭痛は両側性(前頭側頭部)である場合が多く、成人にみられる片側性の頭痛パターンは思春期の終わりか成人期の初めに現れるのが通例です。このように、子供さんの片頭痛は、大人の片頭痛と異なり、緊張型頭痛のようなパターンを示すことが多く、そして痛む時間も4時間以下であることがほとんどです。


細胞内のエネルギー産生システムは、年齢により変化します


 人間はエネルギーを作るためには、解糖系とミトコンドリア系のエネルギーを必要に応じて使い分けていますが、年齢によっても変化します。


・20歳位までは、解糖系が優位
・20~50歳代:解糖系とミトコンドリア系の比率が1対1
(年代により、多少の比率は変わります)
・40~50歳代:解糖系からミトコンドリ系への移行が強くなります。
・60歳代以降:ミトコンドリア系が主体

 
 子供時代は解糖系が優位ですが、大人になると、1対1になり、60代以降、解糖系が縮小し、最期を迎えます。
 このように、エネルギー産生のしくみには、解糖系とミトコンドリア系の2つのがあります。この、両者の調和がとれてこそ、健康が保てるのです。


 これまで述べましたように、人は一生かけて解糖系とミトコンドリア系の2つのエネルギー生成系をシフトさせていきます。子供時代は解糖系が優位ですが、大人になるにつれ、1対1に調和していきます。60代から70代になると、解糖系が縮小しミトコンドリア系が拡大し、最期を迎えます。
 とくに、10歳以下では、これが顕著になっています。
  子供は解糖系ですので、瞬発力できびきび遊びますが、乳酸が溜まり易くすぐ疲れます。解糖系は、エネルギー効率が悪いので、10時や3時のおやつも含めて沢山食べる必要があります。
 成長とはまさに全身で活発に細胞分裂が起こっていることです。
 こういう子供特有の性質は大体18歳から20歳で終わり、成長が止まります。


 子供の片頭痛の特徴として、特に10歳以下の子どもに、急性的な頭痛が起こることがあります。つい先程まで元気に遊んでいたと思ったら、急に顔面蒼白となって元気がなくなり、しばらくすると何事もなかったかのように再び遊び出したりします。
  片頭痛の発作が生じると眠くなり、また睡眠によって痛みが治まることがあります。
  朝ごはんを食べないことが、片頭痛の発作に引き金になるとされています。

  これまで述べましたように、10歳以下の子供では、エネルギー産生系は解糖系が主体になっていることから、つい先程まで元気に遊んでいても、すぐにエネルギー切れになり、生まれつきミトコンドリアの働きの悪さを母親から受け継いでいるため、運動中に、容易に、活性酸素が生み出されることによって、片頭痛発作を誘発してきます。
 ここに、朝ご飯を抜けば、エネルギー源となるブドウ糖が足りなくなり、体操の授業後には、まさにガス欠になってしまい、発作を誘発させてきます。
  一眠りした後に頭痛が軽快することはよく経験されます。これは、寝ている間に、活性酸素等で傷ついたミトコンドリアが修復されることによって、頭痛が軽快したものと思われます。


脊柱のS状湾曲の形成過程


 生後、脊柱はC状のカーブを示しているだけです。それから3、4ヶ月に入り、寝返りや首をもたげる動作を始めると、頸部は前方凸のカーブを示してきます。お座りができるころには、腰部にわずかながら前方凸のカーブができ始めます。生後1年後くらいして、立ち上る練習を繰り返しているうちに、腰の前方凸カーブが完成され、S字状の脊柱カーブ、つまり人間特有の背骨(大黒柱)ができあがります。しかし、まだ完成された形ではありません。
 立ったり、歩いたり、人間としての動きが繰り返されているうちに、股関節や膝の関節も真っ直ぐになり、筋肉も立位を維持し、活動していけるように強化され、一人前の人間の姿が完成されるのです。つまり、上体を垂直にして立つ人間は、頸部と胸部と腰部に、交互に凹凸のカーブをつくり、力学的な負荷を軽減する構造になっているのです。
  こうして、二本足で立つ人間の腰には、前方凸のカーブができるべくして出来あがったわけですが、ゴリラや類人猿、あの北京原人でさえ腰のカーブをつくり、脊椎起立筋群は歩くことによって強化されていきます。現代のように歩くことが少なくなると、こうした筋群は弱体化し、あるいは退化してしまいます。文明の発展とは逆に、今度は腰や体の弱体化が進んでいくのです。


 このように子供ではS字状の脊柱カーブは完成していません。

 このため子供の頃から既に「体の歪み(ストレートネック)」が存在します。


  こうしたことから、子供さんの片頭痛は、大人の片頭痛と異なり、緊張型頭痛のようなパターンを示すことが多く、そして痛む時間も4時間以下であることがほとんどです。
 こうした点は、子供の慢性頭痛の発症様式は、大人の片頭痛の発症様式を典型的に示しているといえます。子供の片頭痛は、大人の場合の緊張型頭痛と片頭痛の中間に位置するような「頭痛のタイプ」と考えられます。
 そして、表現能力に乏しい子供たちから、いくら問診を繰り返したからといって、的確に自分の頭痛を表現することは到底不可能です。このため「国際頭痛分類 第3版β版」に準拠して診断すること自体、限界があります。
 結局、子供の場合、緊張型頭痛か片頭痛なのか、といった区別(鑑別)すること自体”意味のない”ことであり、一括して”脳のなかに異常のない慢性頭痛”として考えるのが対処しやすいことになります。


 ここに母親から受け継がれたミトコンドリアの働きの悪さが関与してきます。先述のように、エネルギー産生系は解糖系が主体であり、ミトコンドリア系は唯でさえ劣位にありますので、以下のようなミトコンドリアを弱らせる要因の影響を受けやすい状態にあります。
 生活環境によって生み出された活性酸素および有害物質などの外部の生活環境要因に、食生活上の問題点、マグネシウム不足・必須脂肪酸(オメガ3とオメガ6)の摂取のアンバランス・鉄不足・抗酸化食品の摂取不足・過食に、睡眠不足や運動不足や不規則な生活などの生活習慣が加わることによって、ミトコンドリアの働きがさらに低下してきます。
 ミトコンドリアの働きが低下することによって、成人にみられる片側性の頭痛パターンが、思春期の終わりか成人期の初めに現れることになっています。


「小児周期性症候群」


 「小児周期性症候群」と呼ばれる以下の3つの症状は片頭痛に移行することが多いようです。それは、周期性嘔吐症、腹部片頭痛、小児良性発作性めまいです。
  片頭痛の発症には、神経伝達物質のセロトニンが関与しており、セロトニンに限らず神経伝達物質は、受容体という鍵穴にはまることで細胞に作用します。子供の場合は、脳のセロトニン受容体が未発達で、セロトニンと受容体の結びつきが希薄なために、頭の痛みが生じにくいと考えられています。
 セロトニンは小腸などの消化管の粘膜に多く存在するため、おなかの症状が強くでることが少なくありません。
 人体のセロトニンの90 % 以上が腸内にあり、腸内セロトニンの働きは、脳内セロトニンとは全く異なります。腸内セロトニンは、人間がストレスを感じれば感じるほど大量にでます。その結果、腸に不規則な蠕動運動が起こり、腹痛や下痢の原因になります。


 片頭痛の子供には車酔いする子供が多いという報告があり、これは自律神経系の問題ともいわれています。
 これは、「小児良性発作性めまい」とともに、「体の歪み(ストレートネック)」に関連したものと思われます。このことは、専門家がこれまで「体の歪み(ストレートネック)」を無視したために原因不明としているに過ぎないものです。
 「起立性調節障害」は、ミトコンドリアの機能障害から生じた”セロトニン神経系の機能低下”と生活習慣の問題が追加されたことによって引き起こされた「脳内セロトニンの低下」によるものであり、本家本元は「ミトコンドリアによる機能障害」によるものです。
 その結果、子供の頭痛を慢性化させ、これが「不登校」に繋がっていくことになります。
 また、小児の片頭痛に抗てんかん薬のデパケンの服用を勧める方も、片頭痛がミトコンドリアによる機能障害による頭痛である、と考えないことから、「脳過敏」がどこから生じてくるのかについて見解の相違があるようです。


子供の場合、起立性調節障害を合併することが多いようです。


   起立性調節障害は、小学校高学年から高校生くらいの年代の若い世代の主に第二次成長期くらいの女の子の場合は初潮の始まる頃に、精神的なストレスや夜更かしや寝る直前のスマホなどが主な原因となって引き起こされると言われています。
 このような「精神的なストレスや夜更かし」は、「ホメオスターシスを乱す」ことにより、自律神経の調節がうまく働かなくなります。
 さらに、女性は男性に比べて元々セロトニンの脳内合成が少ないので、ストレスを感じるような状況におかれると、セロトニンが枯渇状態になってしまいます。
 セロトニンが枯渇状態になれば、自律神経系の調節がうまく行われなくなります。
 片頭痛では、元々生まれつきミトコンドリアの働きが悪い状態にあります。そうなれば、同時にセロトニン神経系の機能は悪化しています。
 ここに先程の精神的なストレスや夜更かしや寝る直前のスマホをするような生活習慣が加われば、脳内セロトニンの低下を招くことになり、自律神経系の調節がうまく行われなくなり、結果的に、起立性調節障害を起こしてくることになります。
 

 こうしたことから、起立性調節障害を予防していくことが必要になってきます。
  寝ている間には成長ホルモンが分泌されます。小さな子どもにとっては大人以上に大切なことです。ですが現在は、大人と一緒になって12時過ぎまで起きているという子供も少なくありません。そのせいで午前中ボーっとしてしまうなんてこともあります。これでは健康とは言えません。
 小さいうちは規則正しい生活ではなくてもいいのではないか、と思われるかもしれませんがそれではダメです。規則正しい生活は自然に身につくものではなく、親が管理してあげなくてはいけないのです。幼稚園や小学校に通ってからでいいや、と思っているとその頃にはすでに不規則な生活が身についてしまっているので、規則正しい生活リズムに戻すのは難しくなってしまいます。
 子供の場合は基本の5つの他に昼寝の時間を入れましょう。午後3時くらいまでに1~3時間寝かせるのがベストです。子供が寝ていると家事がはかどるので寝ているとそのままにしてしまうかもしれませんが、朝も昼寝のあとも決まった時間にきちんと起こしてあげましょう。
 規則正しい生活を身につければ病気もしにくく元気に過ごせるようになります。
 また、子どもが規則正しく生活してくれることで、お母さんの生活も自然と規則正しくなるのではないでしょうか。
 

 中高生になると塾や習い事、部活などで毎日忙しくなります。帰宅時間も遅いのでいつも夜更かししているという子も多いのではないでしょうか。とくに受験生などの場合、夜遅くまで勉強しています。
 じつは、不規則な生活は記憶力も低下させてしまいます。ですから、頑張って勉強してもあまり効率がよくありません。中高生になると、就寝時間もきちんと決まっていないことが多いと思いますが、夜はしっかり寝て、勉強は早起きして行った方が効率がいいのです。また、朝食を抜く子も増えているようですが、成長期ですのでしっかり3食食べて栄養を摂らせるようにしてあげてください。
 また、中高生でも規則正しい生活リズムをしっかり覚えておけば大人になってからもそのままキープしやすく、健康的な生活が送れるのではないでしょうか。
 こういった規則正しい生活のリズムを小さい頃から習慣にするように親が配慮する必要があります。


 それでは、子供の慢性頭痛にどう対処すべきでしょうか


 こういったことから、これまで片頭痛でお悩みの方々の子供さんが、最初に”頭痛”を訴えた場合、これは紛れもなく”将来の片頭痛予備軍”です。決して、血筋とか遺伝するものと考えないことです。


 子供の慢性頭痛を診る際の原則として、必ず、頭部CT検査を行った上で、まず二次性頭痛を除外することです。
 この上で、頸椎X線検査を必ず行うことです。
 姿勢の問題は、まずお母さんが気がつかれていることであり、納得してもらうことは困難ではないはずです。


 このため、子供さんの場合は、まず、「体の歪み」に注意する必要があります。


    ・長時間、変な姿勢でゲームをやっている
    ・小型のゲーム機などを長時間やっている

 

  特に、ゲームだけでなく変な体勢で本を読んだり、テレビを観ている子も要注意です。 


 このような点を、お母さん自身が注意してあげることが大切です。
 そして、「背骨伸ばし」のストレッチを、日課として、 毎日、一回、3分間行います。


 ミトコンドリアの働きを、さらに悪くさせないように注意が必要です。
  ただでさえ、ミトコンドリアの働きの悪さが子供の時代にはあります。


 そのためには、頭痛時の鎮痛薬とくにアスピリン含有のものは服用させないことです。風邪などで、不必要な抗生物質を服用させないことです。


  生活習慣の改善の目標は、「規則正しい生活を行って、食事をバランスよく摂り、睡眠を十分にとり、姿勢を正しくし、リラックスすること」です。このような単純なことです。特に、食事、運動、睡眠が大事です。
 規則正しい生活とは、生まれつき体に備わっている生体リズムに沿った生活という意味で、最も自然で健康的な生活と言えます。
 食事をバランスよく摂ることは、ミトコンドリアがエネルギー産生を行うためと、脳内セロトニン産生を行うために必須の条件になります。
 睡眠を十分にとることは、日中に傷ついたミトコンドリアの修復に不可欠であり、早寝・早起きはセロトニン神経の活性化に大切になります。
 成長ホルモンが十分に分泌されるために必要になってきます。
 姿勢を正しくすることは、背筋を伸ばすことでミトコンドリアを活性化させます。
 リラックスすることは、自律神経を調整するために必要で、ストレス耐性の体づくりにはセロトニン活性化が不可欠となってきます。


 そして、片頭痛治療には、睡眠が極めて重要です

  
  ミトコンドリア、セロトニン活性化を目的として、「早寝・早起きを励行」し、食事に際しては、「よく噛んで食べる」ように注意してあげましょう。
 それは、活性酸素等で傷ついた組織の修復は寝ている間に行われるため、修復には睡眠が不可欠です。ミトコンドリアを元気にするためには必要不可欠です。


  そして、マグネシウム不足を来さないように生活習慣に注意することです。


 頭痛専門医で、子供の片頭痛の場合にも、いきなり抗てんかん薬のデパケンを投与される方がいますが、これもデパケンのミトコンドリア毒性を考慮すれば、よくありません。
 少なくとも、絶対に「薬剤」を使わずに、「背骨伸ばし」や食事をバランスよく(偏食は厳禁です)摂取させた上で、十分なマグネシウム補給を食事で行うようにしましょう。
 

    ・牛乳も程々に・・成長期にあると考え、飲ませすぎは禁物です。
    ・ストレスをためない
    ・なるべく無農薬で精製されていない物を摂取
    ・加工品 清涼飲料水 食品添加物を避ける
    ・環境ホルモンを避ける
    ・洋食よりも和食でマグネシウムを補給

 
 特に、「砂糖など甘い物」を多くとらせないように注意が必要です。”おやつ”を与える際に工夫が必要になります。「砂糖など甘い物」はマグネシウム不足、片頭痛体質を作ってきます。
  砂糖不使用、砂糖無添加、シュガーレス、シュガーフリーといった商品を中心に”おやつ”の選択をしなくてはなりません。
 

「脳内セロトニンを増やすための食事」


○肉類や乳・乳製品など動物性のタンパク質をとり過ぎないようにする
O芋類、野菜類、きのこ類、海藻類を努めてとるようにする
Oコラーゲンなどのゼラチン類をとらない
○パン、パスタ、うどんなどの小麦製品にかたより過ぎない(米飯、そばを適宜とる)
 Oトウモロコシやその加工品、種実類(アーモンド、落花生)、小豆(あんこ)をとり過ぎない
○トリプトファン比率の高い果実類(キウイフルーツ、柿)、種実類(ゴマ、ココア)、魚介類(カッオ、しじみ)を努めてとる
○ビタミンB3(ナイアシン)、ビタミンB6、マグネシウム、亜鉛を多く含む食品をとる
○筋肉を鍛える(筋肉量を増やす、または落とさない)
○腸内環境を健全に保つ

 

 牛乳、鶏卵、マグロ、牛肉の摂りすぎは「脳内セロトニン」不足を招くことに繋がりますので、注意が必要です。子供さんはハンバーグを好みますので要注意です。


■体内の活性酸素を除去する食品


 ビタミンA:ニンジン、ほうれん草、卵黄、牛乳、バター
 ビタミンC : ブロッコリー、小松菜、ピーマン、トマト、イチゴ、緑茶、ジャガイモ
 ビタミンE:大豆、落花生、しじみ、うなぎ
 βーカロテン : ニンジン、小松菜、ほうれん草、かぼちゃ、ニラなど
 ポリフェノール : 赤ワインなど
 リコピン : トマトなど
 スルフォラファン : ブロッコリー、キャベツ、カリフラワーなど
 メラノイジン : みそ、しょうゆなど


 結局、野菜・果物をしっかりたべさせることに尽きます。


 市販のケーキやサンドウィッチ・菓子パン等に含まれる脂肪分はたいていが天然の脂肪分ではなく合成された質の悪い脂肪分(トランス脂肪酸が含まれます)ですので、体に必要な脂肪分とはとても言えない成分になります。生理活性物質のアンバランスを引き起こしてきます。
 食用油にも注意が必要で、「エゴマ油(シソ油)」や「亜麻仁油」、オリーブ油を中心に使って調理してあげましょう。
 

 以上のように、大半は食事に関連したものが殆どであり、これらは”お母さん”が注意してあげることが大切になってきます。
 このような注意だけで、多くの場合、片頭痛へ移行することなく、自然に治まってくるものです。こうしたことから、”親の注意”が極めて重要となってきます。

 
 また、「口うるさい母親、厳しく厳格な父親、両親のケンカ」などの思いもよらないことがストレスになっていることも忘れてはなりません。


 ただ、注意すべきことは、現在の学会を主導される方々には、このような予防的な観点はまったくありませんし、ガイドラインにも記載されていません。
 そして、体の歪み(ストレートネック)は頭痛とは全く関係なしとされ、ストレートネックを是正するといった考え方はありません。こういったことから、子供の頭痛に対する対策そのものがカウンセリングが主になっています。
 こういったことから、こうした頭痛外来に期待することは全く不可能ということです。


注意すべきこと


 専門家は、ただ”片頭痛の予防薬”を使うのが関の山です。

 こうした”片頭痛の予防薬”は、頭痛回数を減少させ、頭痛の程度を軽くし、トリプタン製剤の効き目をよくするだけの作用しかなく、片頭痛そのものを予防はできません。

 このことを知っておく必要があります。このような考え方では予防は不可能です。
 そして、専門家は、なぜこのように片頭痛の予防に積極的でなく、あるいは全く無視されていることが、どこに原因があるのかを冷静に判断しなくてはなりません。
  これまでも申し上げておりますように”トリプタン製薬メーカーに洗脳された専門医は、片頭痛を熟成させることしか念頭になく、こうした片頭痛を予防するといった考え方は、しないことは理解できるはずです。
 

 この世から、片頭痛患者がなくなれば、困るのは”トリプタン製薬メーカー”だからです。こうした単純な理由から、こうした考え方は一切容認されることのない理由です。この点を認識しなくてはなりません。
  これまで、専門家の方々は、このような指導をされて来られたのでしょうか?
 そして、トリプタン製剤の市場拡大をめざして、子供の片頭痛にまでトリプタン製剤の適応拡大についての検討しか念頭にない頭痛専門医が存在します。 もっと先になすべきことがあるはずです。こうした頭痛専門医とは一体、何なんでしょうか? まさに”深遠なる謎”としか言えないようです。


 こうした現実・事実を認識しさえすれば、専門家が何を考えているのかは、理解されるはずです。


 ということは、私達は、自分で自分の身・子供を守ることしかない、ということです。
  片頭痛は、ミトコンドリアの機能が低下することによって引き起こされる頭痛であることを、私達は忘れてはなりません。

 

 

子供と慢性頭痛
 
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12282125961.html

 

その16 「子供の慢性頭痛」の役割
 
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12258957327.html


子供の片頭痛を理解するために・・
 
https://ameblo.jp/yoyamono/entry-12287675910.html

 

 

 子供の慢性頭痛  ダウンロード用です
   
http://taku1902.jp/sub366.pdf