2014年10月に、OCNからこちらのAmebaへ移動して以来、これまで1,000記事を知らぬ間に突破していました。約2年半で、1,000記事を突破したことになります。OCNで開設していた際は、頭痛専門医からの刺客に会い、一時は閉鎖寸前のとことまで追い込まれたこともあり、移動した時点では、OCNの記事の再生・修復に追われました。
この間、頭痛専門医の目〇澤 〇先生からは、「ブログは、一般の患者さんたちも見ることが出来るものであり、自分が主張していることを何でも書けばよいと言うものでもありません。学会で認められれば一般の人たちに語って良いこととなるでしょう」と批判されてきました。
しかし、私が初めて、OCNにブログを開設した目的は、目〇澤 〇先生が指摘されるように「学会が認めた」ことだけをブログに公開するのであれば、極めて一方通行の知識しか得られないことを意味しており、果たしてこれが現実に”適切”なのだろうかという疑問でした。
実際に、私も片頭痛経験者として、これまでの自分の片頭痛を振り返ってみて、片頭痛発症前には、誰にも負けない程までに体力には自信があると思っていたはずでした。それがなぜ私のような人間が片頭痛で苦しみ、一時は医師としての道を断念すべきかと、思い悩んだ時期もありました。医師を継続するために、自分なり勉強はした積もりでありながら、当時は何ら解決の糸口さえ得られることはありませんでした。
その後、勤務する病院を変え、さらに現在に至って、生活習慣そのものが規則正しくなるとともに、次第に改善され現在に至っています。
このように、私の体を使って、片頭痛改善の臨床実験を行ってきたようにも思えてなりません。
ところが、日本に2000年にトリプタン製剤が導入される直前には現在の学会が創設され、目〇澤 〇先生のような頭痛専門医の方々がこの世に送り出されてきました。そして、これまで極めて多くの頭痛専門医の方々が、片頭痛に関する考え方を医学論文や一般向けの啓蒙書で解説されてきました。このような頭痛専門医の方々というのは学会が認定された方々ということで、目〇澤 〇先生の申されるように「学会が容認」された方々です。
しかし、こうした頭痛専門医の方々の論説は、悉くつぶさに検討しても、私の片頭痛そのものを説明し、改善に導くような考え方はまったく得られませんでした。ただ単に、片頭痛発作時には、トリプタン製剤を服用しましょうといった、子供騙しのようなことしか専門医は考えることはなく、すべてがトリプタン製剤だけでした。
なかには、トリプタン製剤を服用しておれば、片頭痛が治ってしまうとか、うつ状態やパニック障害、冷え性、が治ってしまうとか、脳梗塞が予防されるとか、先々の頑固な耳鳴り・めまい・性格異常まで予防できるとかされるとまで、馬鹿なことを吹聴される専門医まで出てくる始末でした。
このような専門医の考え方に疑問を呈して、ブログを開設していました。
このように極めてお粗末な考え方で、頭痛専門医は片頭痛を考えているのかと考えれば、なぜ、こうしたことに至っているのかを検証するのが医師としての務めであると考えました。
手始めに、ネット上でどのように専門医は吹聴しているのか、さらに専門医以外の一般の方々がどのように考えているのかを検証することから行いました。
このなかでは、専門家は、片頭痛は一生治らないとしているにも関わらず、ネット上では、いくらでも片頭痛を自ら改善させていることを知った次第です。
このなかで最も注目したことは、カイロプラクター・整体師・鍼灸師の方々の施術でした。なぜ、改善されるのかを考えるうちに「体の歪み(ストレートネック)」に着目し、「体の歪み(ストレートネック)」と頭痛についての臨床成績を、平成24年1月に出しました。
しかし、これに対して専門家は、このようなものは日常茶飯事にみられる所見であり、既に「国際頭痛分類第2版」の改訂に際して、否定された見解であり、格別、取り上げて論議するまでもないとされ、一切、取り合おうともされませんでした。
ところが、「体の歪み(ストレートネック)」が、以前には、とくに男性にはみられることはなかったっものが、なぜ現代では、男性にまで日常茶飯事にみられるように至っているのかといった考察は一切されることなく、また、このようなことを自分の手を汚してまで「成績」を出そうともされることなく、すべて信じるのは「国際頭痛分類第3版」だけしかないことを思い知らされました。
このため、この成績は、文芸社から「片頭痛治療の考え方・進め方」を出版し、この重要性を訴えてきました。ところが出来上がったものは、モノクロ印刷であったため、インパクトにまったく欠けるものであり、理解されにくいため、改めて、このブログで公開することにしました。
また、多くの方々は、自分で片頭痛を改善されていることも知りました。そのなかでは、マックス・ゲルソン博士の「ゲルソンの食事療法」、小橋雄太さん、kaoluneさんのブログは衝撃的でした。
そして、自分でみずから片頭痛を克服された方々は、血の滲むような体験を基に「片頭痛改善マニュアル」を作成され、販売されています。
私は、これらすべてを購入し、なぜ、片頭痛が改善されたのかを一つ一つ検証しました。とくに、このなかで注目されたのは山崎有為さんの「頭痛解体新書」でした。これは、私の片頭痛経験と照らし合わせてみて、納得させられました。ここで初めて、セロトニン神経系の関与について考えさせられることになりました。実体験そのものでした。
このように、ネット上の記事のほうが、頭痛専門医のよる医学的な論説よりはずっと興味深く・説得力のあるように思われました。
そして、最近では、分子化学療法研究所の後藤 日出夫先生の「お医者さんにも読ませたい 片頭痛の治し方」(健康ジャーナル社)でした。
この考え方は、以前の下村 登規夫先生のMBT療法、さらに古くはマックス・ゲルソン博士の「ゲルソンの食事療法」と共通した考え方でした。
このような諸々の考え方をすべてを網羅するものは何かを、これまで模索してきました。これが、現在の考え方の原点です。
それが、片頭痛は「後天性ミトコンドリア病」である、すなわち、「片頭痛とは、ミトコンドリアの機能が低下する頭痛である」、という結論でした。
このように考えることで、これまで自分で工夫してみずから片頭痛を克服できた多くの方々の”理由”がすべて説明できることに至りました。
しかし、専門家は、すべて信じるものは「国際頭痛分類第3版」だけでしかなく、すべてこれを基にして、片頭痛だけしか考えてこなかったということです。これが、鮮明に浮き彫りにされたということです。
こうしたことから考えれば、頭痛専門医の目〇澤 〇先生の申されるように「学会で認められれば一般の人たちに語って良いこととなるでしょう」ということは、専門家が、このようなトリプタン製薬メーカーおよびトリプタン御用学者の作成した「国際頭痛分類第3版」を頭痛診療および頭痛研究の絶対的な”教義・教典”とする以上は、トリプタン製薬メーカーおよびトリプタン御用学者の利益を守るためには、片頭痛がミトコンドリアの機能の低下による頭痛であるという考え方は、専門家は絶対に容認されることは一切ありません。
このように専門家とは、極めて偏った考え方しかされず、これが学問・科学を論ずる専門家の姿なのだろうかと甚だ疑問しかありません。
頭痛専門医の目〇澤 〇先生の論理からすれば、このような考え方は永久に日の目を見ることはないことを意味しています。こんな馬鹿なことはあってはならないことです。
特に、前回も述べましたように、片頭痛患者さんのためにある専門家とは思えないからです。専門家とは、極めて偏った「トリプタン製薬メーカーの利益」しか考えず、患者さんのためのことを全く考えていないことにあります。
なぜなのかは、前回の記事をもう一度ご覧下さい。
専門家は、片頭痛を原因不明の”不思議で・神秘的な遺伝的疾患”とされたままであり、このことは自分の頭で考えようともしなかった”怠慢”でしかないものです。このような”怠慢”を棚に上げて、患者に原因不明と言い続けて、一生、高価なトリプタン製剤を服用させることは許されないことです。おまけに片頭痛を慢性化させ、頭痛地獄に陥れるべきではありません。
このような”怠慢”をいつまで継続されれば気が済むのでしょうか。
頭痛専門医の目〇澤 〇先生は、学会の本質がどのようなものなのかが、自分自身まったく理解されておられないようです。こうした専門医がほとんどのようで、自分が行っている医療行為自体に満足され、これがすべて正しいと思われておられるのでしょうか。
「学会で認められれば一般の人たちに語って良いこととなるでしょう」と申されますが、このような論法でいけば、学会が容認されるような馬鹿なことをブログに記載して何の意味があるのでしょうか。学会が容認されないことを記載して初めて意味があるはずです。
前回も述べましたように、基本的・根本的なことが専門医には抜けており、このようなことを自覚もできない方々にいくら説明しようとも無駄なことです。こういったことから、これまで多くの方々の発表が無駄になったというのでしょうか。このようなことを経験した方々が既に学会自体をアテにはされていないはずです。それ程、すでに見放されていることを認識する必要があります。
こういったことを一般の方々に知ってもらうことが、学会での発表以上に大切なことと思われます。聞く耳を持たない方々にいくら説明しても無駄なことです。
専門家の方々は、トリプタン製薬メーカーおよびトリプタン御用学者が作成した「国際頭痛分類第3版」を頭痛診療および頭痛研究の絶対的な”教義・教典”とされるカルト教団にも等しい存在ですので、トリプタン製薬メーカーおよびトリプタン御用学者の利益を守るためには、片頭痛患者さんを平気で犠牲にする方々です。
片頭痛がミトコンドリアの機能の低下による頭痛であるという考え方は、学会は容認されないことは理解されるはずです。
これは全世界の頭痛の専門家が共通して考えていることです。
日本の専門家が、独自にこのような考え方をされることは、歴史的に見てあり得ない話であり、余り偉そうなことは言わないほうがよいと思われます。
結局、自分の頭で考えることもなく、欧米のトリプタン御用学者の考え方にただ追随するだけのことでしかないと思われます。こうした専門医で構成される学会であり、なんら自主性のない方々が現在の学会を構成しているために、何も進展がなかったということです。
専門家の”怠惰”を、現実の患者さんまでに押しつけてはならないはずです。
私がこれまで2年半に渡って主張し続けてきたことは、「規則正しい生活を行って、食事をバランスよく摂り、睡眠を十分にとり、姿勢を正しくし、リラックスするように」と、生活習慣の改善を一貫して訴えてきました。
このようなことは、学会の作成される「慢性頭痛診療のガイドライン」には一言も記載されていません。このため片頭痛を診療される方々は、トリプタン製剤さえ処方しておれば、片頭痛があたかも治ってしまうような錯覚をもった医者が五万といることです。このため、治るべく患者を頭痛地獄に陥れてきました。
学会の作成される「慢性頭痛診療のガイドライン」には一言も記載されていないのは、これを作成する際に用いているエビデンスの有無を検討する方法論にあります。このため、いつまでも、このような単純なことが記載されていません。もう少し、方法論を再検討しなくてはならないはずでありながら、この点がまったく理解されていません。それとも、意識的にこのような方法論をとっておられるのでしようか。そうであれば、悪質極まりないことです。
このため、「規則正しい生活を行って、食事をバランスよく摂り、睡眠を十分にとり、姿勢を正しくし、リラックスするように」といった生活指導の重要性を訴えるべく、ありとあらゆる角度から、手を変え品を変えて説明することによって、1,000記事を突破したに過ぎません。
何も、片頭痛患者さんに害になるようなことを記載した覚えはなく、逆に、「健康的な生活」が送れたはずです。ただ、問題はご覧になられた方々が実際に行うかどうかだけのことであり、読者の方々も自己責任のもとに取捨選択されたはずです。
ただ、頭痛専門医は、ただ単に、トリプタン製剤だけを処方し、こうした生活指導も行うことなく、頭痛地獄に患者さんを陥れることは絶対に許されることではありません。
このように専門家の考えていることの抜けた部分をブログに掲載することがなぜ、悪いのでしょうか。こういったことから、今後とも、同じことを視点を変えて、幾度も幾度も繰り返し訴えていく所存です。
最後に、目〇澤 〇先生には、冒頭で述べたようなご批判を頂いた際に、もっと勉強をして、学会専門医の資格を取得するうように忠告を頂きました。しかし、現在の専門医制度ができたのが平成17年度です。
この時点では既に和歌山県田辺市という専門医不在の地域に居住しており、このため専門医取得のための教育施設は存在しません。
このように地域によっては専門医を取得しようにも取得できない制度をどなたが作られたのでしようか。ここをまず反省すべきです。
おまけに私の出身校の広島大学医学部には頭痛講座のある教室は存在せず、もともと医局講座制廃止を訴えていた青医連の指導的立場にあったことから、どこの教室にも属することなく独自に神経学を修得してきた人間です。
私の頭痛学の師匠は、現実に私が診せて戴いた患者さん自身です。患者さんを治さないことには医師としての役目はなく、専門医以前の問題です。専門医は、すべて患者さんに満足され、患者を治してきたという自負がおありなのでしょうか。私には甚だ疑問に思っております。
こういった考えで行ってきたことから、現在の専門医以上に文献を漁って、ことごとく点検してきた自負があります。現在では、読みたい文献は簡単に入手可能な時代にあることを忘れてはなりません。
そして、第1回目のHeadache Master School Japan(HMSJ)2015にも参加して、HMSJの何たるかも把握している積もりです。
しかし、逆立ちをして、どうあがこうとも専門医は取得不可能な状況が存在します。こうしたことから、専門医という座に胡座をかいて評論家気取りの専門医には虫酸が走ることになっています。
このような僻みがあることを忘れるべきではありません。
次回は、これまでの繰り返しなのですが、もう一度、歴史的な史実をもとに検証していく予定です。ここが、理解されなければ現状は把握できないことになります。